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海の守り人~私は私のやり方でこの海を守る~  作者: アオサマ
ドーナツエンドの事件編
51/86

犯人は島民?

ドーナツエンドに着いた一行は、開門を待ち入港した。

植村、伊竜、指宿の3人が長のところへ向かい、残りは船で待つことになった。

30分もしないで戻ってきた植村の一言目は、長は島民の中に海賊船を逃がした犯人がいると考えているということだった。

但し、島内で起こった出来事に対処するのはあくまで陸軍の管轄。

強鷲号の業務は陸軍が到着するまでの警備と捜査、そして姿を消した海賊船の捜索だ。

4班に分かれることになった。

門番・島民への聞き込みは植村、警備は指宿、島内の捜索は雨宮、島外の捜索は伊竜を筆頭に行われることになった。

甲上は桜木が島内の捜索に加わると言うので、そこについていくことにした。

島内を捜索するだけでも、1日を要した。それでも、ある程度急いで回った結果だった。

ふと、桜木が一件の大きな屋敷の前で立ち止まった。

そこは、扉の上の壁に屋根まで続く線が入っていた。

「桜木副船長どうされたんですか?」

雨宮が話しかける。

「…いや、なんでもない…」

途中から甲上は歩き疲れ、靴擦れも起こしていた。

「大丈夫か?」

その様子に真っ先に気づいて、手当てをしてくれたのは桜木だった。

優しい手つき。

船に戻っていてもいいと言われたが、それは断固拒否した。


ようやく船に戻った時には、陸軍が到着しており、それまで得た情報の引渡しも既に終わっていた。

船の上で各報告が行われる。

植村班の調べによると、門番は誰もやっていないと主張したということだった。まぁ、当然だろうが。

また、島民からも有益な情報は得られなかったということだった。

指宿班の警備中は特に変わったことはなかったとのこと。

雨宮班は、島内で海賊・海賊船を発見することはできなかった。

洞窟なども一つ一つあたったが、行き止まりか、行き着く先は断崖絶壁だったため、そこから逃げた可能性は考えられなかった。

伊竜班はとりあえず近海を捜索したが、発見できなかった。


これ以降は海賊・及び海賊船の捜索のみが任務となる。

島の上のことは陸軍に任せ、開門を待ち出航することになった。

「陸軍の捜査でわかればいいんだけど…」

植村のその呟きに甲上も共感していた。

ただ、その呟きが聞こえる範囲の席に座っていた桜木は、植村たちが持ち帰ってきた島の詳細な地図や地形図などを、酒を飲みながら優雅に眺めているだけだった。

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