表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海の守り人~私は私のやり方でこの海を守る~  作者: アオサマ
過去の事件の謎編
33/86

仲間になってもらいたい

昼食後、植村たち強鷲号のメンバーは明日朝の出航に向けて、元帥室に呼び出されたが、誰もが予想していた通り、桜木の姿は無かった。

今後の仕事についての話を終えた後、桜木の話になった。

「桜木に関しては各々思うところも有るだろう。

ただ、私はお前たちに桜木の仲間になってもらいたいと思っている」

桐生は真剣だった。

「確かに服装は直してくれることを私も願っている。

しかし、言葉遣いなんかは、やる気になればちゃんとできる。

戦闘に参加しなかったのは、お前らの実力を見たかったのと、あの子自身が、メインで戦うことより後方支援・応援ののほうが慣れているからというのがあるんだろう…。

船を持たない分、実際にそういう役回りが多かったからな。

人に指導するのも苦手なだけだ。

“練習相手になって下さい”って、お願いしてみろ?

多分、やってくれるはずだから」

そんなバカな…とみんな思った。

「あの飄々とした姿は桜木の素だと思う。

ただ、時と場合によってはあの子の不器用さの表れなんだと思うこともある。

海軍の中では珍しく、一人で仕事することに慣れてしまっている。それで、指揮官が務まらないなら問題だが、指揮官はできるから、普段は一人で仕事をしてたって構わない。

だが、全てを一人で抱え込まれたら困るんだ。

もちろん、倒れられたりなんてしたら困る。

それに、4年前、私は宗谷たちと仲間になれなかった。

事件のことを相談してくれていたなら、それが良い方に転がったか、悪い方に転がったかはわからないが、違う未来になっていたと思ってる。

ほんの僅かな疑問・悩みでも相談できる人間がすぐそばにいる。そして、そういう人間がたくさんいたら尚ベスト。

私はそう考えているんだ」

キャリア体制もそうだ。

桜木が推進しているキャリア体制は互いの欠点を補い合いながら、個々の能力を高めていく体制。

桜木の秘めた思いがそういう考えに繋がっているのなら、ある意味、桜木が提唱しているキャリア体制は桜木の心の叫びととらえることもできる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ