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海の守り人~私は私のやり方でこの海を守る~  作者: アオサマ
過去の事件の謎編
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4年前の大事件1

植村が話し出した4年前のことは、寂しいものだった。

「…私も、4年前のことはよく知らないんです。

後から知った事件の概要と、風装号の船員として事件を起こす前の渚をそばで見てたっていうだけで…」

「その時の様子を、教えて頂けませんか?」

「いいですけど…、私から聞いたって言わないでくださいね。

前元帥に何も知らなくても、何も話すなって、口止めされているので…」

植村が一呼吸おく。

「渚は他の仕事が忙しくて私たちは何もしてくれませんでした。だから『史上最悪の船長』なんて呼ばれて。あっ、とはいっても私には、みんなに隠れて練習の相手になってくれたり、一緒にお酒飲んだりしてたんですよ。

だからこそ、何も話してくれなかったことが悲しいんですけど…。

そして事件の前…船を出ていくとき、渚はみんなの前で頭を下げた…」

植村の目は寂しそうだった。


4年前、桜木風装号初回出港日から約半年後、桜木は全船員の前で頭を下げた。

「ごめんなさい、これから私はみんなを裏切ります。

後のことは今まで通り野上さんに聞いて」

彼女が船員たちに残した言葉たったこれだけだったいう。

いつもは桜木の言動を黙認してきた野上もさすがにこの時は「それだけでいいのか!」と怒鳴ったらしい。

それでも渚は

「特にない…」

とだけ呟き、風装号を降りた。


その2日後、桜木は逮捕された。

王の命を狙っている罪で…



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