第8話 勇者との出会い
「サンシャインさん質問です。ホワイト家ってなんですか?」
「ああ、あれは、俺が恥ずかしいからゴーストになってから記事を消していった。だって言えるか?息子と妹の子供が結婚してできた家とか」
「いや、あの、それ、普通ではないですか?あー普通では無いのか?いやでも普通な気もするし」
「あー。もー。じゃあもしかして現代のひと困ってる?」
「かもしれないですよ。夢枕にでも立てば良いじゃ無いですか」
「そうか。よし、記事を作っておくよ。それじゃ。達者でな」
どうやって作るのだろう。気になってしょうがなかったが、とりあえず明後日学校だし、今日は帰って寝よう。
翌日。
「トパーズって凄いんだね。サンシャインさんの血筋なんでしょ?」
私が言った。
「なんでそれを?それは秘密にしろと親に言われたのにな」
トパーズが言った。
「ああ。日出照光とサンシャイン。そしてホワイトの関係の本探してたらあったから読んだ。で、多分本人に会った。マジで透明」
私が言った。
「あ、そうなんだ。なんで、前の世界のサンシャインの名前知ってるの?」
トパーズが言った。
「こっちは陽子=ヴァイオレットの家系だからさ」
私が言った。
「それ直接関係あるの?」
トパーズが言った。
「実は、陽子と照光は兄妹だったらしい。で、今回の世界では敵同士になってしまったということらしいよ」
私が言った。
「そうなんだ。って酷いね。それは。神様は鬼なの?」
トパーズが言った。
「鬼ではないだろうけどマイナス方向に頭良かったのかもしれないね」
私が言った。
「それかなり婉曲的に馬鹿って言ってるよね。遠回しに」
トパーズが言った。
「直接言うより良いでしょ。頭いいって褒めてるし」
私が言った。
「マイナス付いたら逆になるじゃん」
トパーズが言った。
「うん。褒めながら貶そうと思ったんだ。相手も気分良い状態で、こっちも貶せるから良いかなって」
私が言った。
「バチ当たるよ」
トパーズが頬を膨らまして言った。