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第7話 ホワイトの秘密

ホワイト家とはどのような家柄なのだろうか。私アメジストは王立図書館にてホワイト家に関する本を探しに来ていた。もちろん、トパーズは気づいていない。


そこで、私は驚く物を見つけてしまった。『ホワイト家〜謎に包まれた500年〜』という物だ。そこにはこんな記述がある。サンシャインは、隠し子を作っており、そこの隠し子の家系が続いている。


更には、陽子=ヴァイオレットはその事も予見しており、スミレの死後の世界を引っ張って行かせようとしていたという記述だ。


さすがに、陽子=ヴァイオレットがチートすぎる。こんなチートすぎる奴らがありふれた世の中でも、それはチートすぎる。およそ、600年も先を読もうとしてたのだ。未来予知などチートすぎる。


だが、そこで更に驚くことには、サンシャインは生きているというのだ。基本は透明化術式を使い、どこにいるかわからないようだが、ゴーストとして生きているらしい。


おそらく、ここから推察するに陽子=ヴァイオレットから能力の譲渡もしくは、寿命を伸ばす何かによって、生きているのかもしれない。


さて、ホワイト家はそこから記録が途絶えている。サンシャインの家系である事はわかっているが、そこからの事が書かれていない。


つまり、勇者サンシャインの時代に何かあったのかもしれない。その前の記載は前史時代なので探すのが難しいが、最初は全て魔界であり、魔物が常に争い、そこに人間がつけ込んで国を興したようだ。それが今のイエロートパーズだ。


ならホワイト家は何なのかがわからない。イエロー家によって陰にされたのか。もともと名もない家だったのが、サンシャインによって見出されて何かになったかだろう。


勇者サンシャインも今では昔の人だ。500年以上経っているので当たり前である。


「何なんだろう。モヤッとする」


すぐ横から声が聞こえた。サンシャインなのか?


「もしかして、サンシャインさんですか?」

私は半信半疑ながらも尋ねてみた。

「ああ、見えていたか?」

サンシャイン?が答えた。イケボですね。


「いいえ、見えてはいません。声が聞こえたので」


「ほうか。ほれならええわ。俺転生者やねん。ほんでな、今ゴーストや。で、陽子は妹や」


「えっ。あっ。そ、そうなんですね」

完全に動揺した。えっ?勇者の妹が魔王?えってことは自分の妹を倒さざるを得なかったって事?何それひどい。


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