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第6話 アメジストの回想


私は寮に入って勉強しているため、母に頻繁に会えるわけではない。ただ来る手紙からは順調に魔界で地位を上げているらしい。


メイドのミサの弟子から始まり、今は料理長を任されているらしい。


ちなみに時々スミレさんが魔界に帰っているらしい。出身はイエロートパーズなので帰るが適切なのかはわからない。ほぼ魔界の方が家なので帰るでも良さそうだ。


私は幼い頃に魔界一武道会でスミレに会い、何度も優勝しているスミレさんを見ていた。

何年やってもスミレさんは強かった。


私が8歳の時、スミレさんと戦ってみた。スミレさんは魔封じが使える。私も使える。つまり、魔封じを解くかメイスに対して何かをするかしないと勝てない。


私は、スミレさんに魔封じをかけてみたが、結局隙を潰され、こちらも魔法を使えなくされ、メイスで負けた。


メイスの扱いがヤバすぎるのが、憧れのスミレさんだ。強すぎる。そして、ライトさんもメイスの扱いに長けている。


10歳の時もメイスで負けた。毎日毎日メイスを振りまくっていた。おかげでメイスは軽く感じるようになったが、近くの子に筋肉少女と呼ばれるようになってしまった。


そして、去年やっと、スミレさんに僅差で勝てた。彼女の武器の隙をつくため私はメイスではなく素手で戦う事にした。


相手の武器を生かし、それを利用することを考えた。もちろんしっかり相手の魔法を封じ、スミレさんにパンチを入れ、緩んだ力の間にメイスを取り、スミレをなげて、片手でファイアーボールを準備しながら棒を持っていた。すると降参が貰えたので勝てた。


降参して貰わなければ負けていた。でも、少しだけ自信がついた。そういえば、スミレさん去年より太った?あー。お酒好きだしな。


去年魔界で日本酒が品薄になったしな。まあ、桜を見る会が原因だろうけど。毎年、これのお陰で魔界には日本酒醸造所が増えた。中には『スミレの日本酒』なる商品があるらしい。あとは日本酒のスミレ大賞というのがある。


これは、美味しい酒に対してスミレさんが授与し、魔界ではよく飲まれるものになる。去年は『スミレの日本酒』が金賞を受賞した。


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