第三話:後編
誤字修復を致しました
穏やかな道のり
けれど忘れないで
運命の交差地点に近づいて来ていることを・・・・・・
第三話
ー嵐の前の静かさ:後編ー
side:ファルシア
「全くあの教師め〜」
そう愚痴を言いつつ目の前のスパゲティをフォークで巻きつつ愚痴る
俺はあれからイルガと共に町に出て近くのお店に入り昼食をとる事にした
移動中イルガに何を考えていたのか聞いてみたがやはり教えてくれなかった
「てかお前どれほど食うんだ」
そういうイルガは、食後の紅茶を飲み俺はスパゲティをお代わりした
「育ち盛りなんだよ」
「さいですか・・・」
そう言い再び紅茶を飲むイルガ
「第一にそう思うなら口調を直したらいいだろうが」
向かいの席に座り紅茶を飲む手を止めてイルガが言う
「だってよ〜これは俺の個性みたいなもので直したら俺じゃなくなるだろ」
「その前に王族だと言う自覚ぐらい持てよ」
でも〜とまだ言う俺にイルガはため息をつき
「別にずっと使う必要はないが礼儀口調を学んでおいて損はないと思うぞ」
「じゃあイルガは、俺が女口調で話してもいいと思うのか?」
そういう俺に
「まぁ、いいじゃないか?」
そう、あくまで他人事のように笑いながら言う
くそ〜人の気も知らないで・・・・
それなら・・・・・
「それじゃ、これからイルガの前でも女口調で喋ってやる」
「え?」
固まるイルガ
「あら、どう致しましたイルガ様。突然お固まりになって?」
「お、おいシア?」
慌てるイルガ
「はい、なんでしょうか?」
百パーセントの作り微笑で言う
「ど、どうして今ここでその口調なんですか?」
顔を赤くして言うイルガ
その口調はもはや敬語になっている
「それは、イルガ様は騎士であり殿方ですもの口調を改めるのは当たり前ですよ?」
小首を傾げながら言う
「っ・・え、えっと・・・・その・・あの・・・・すまん!!俺が悪かったからいつもの口調に戻ってくれ!!頼むから!!!」
もはや土下座モードに入りそうなイルガ
さすがにそこまで言われると凹むぞ俺・・・・・
そう言うイルガの顔は、もはやトマト顔負けだ。
結局俺は、その後必死に言うイルガに数十分間この口調を続けデザートとここの料金をおごるという事を条件にやめた
ふふ、勝利!!
side:イルガ
たくこいつは〜
俺は、ため息をつく
ため息の元凶は、今にも鼻歌を歌いそうなほどご機嫌だ
と言うよりもう歌っている
(今月金持つかな〜)
来る前と比べてまた一段と軽くなった巾着を触り再度ため息をつく
その後俺達は、店を出て次の予定の時刻が来るまで近くの町中を見て回ることにした
俺達がいるのは城のすぐ近くのいわゆる城下町だ
あちらこちらに様々な店があり結構賑わっている
王族がこんなところを見て回るのはどうかと思うが・・・
そんな中を路上販売の店を見て回っている
シアいわく
「こうゆう所に結構掘り出し物があるんだぜ」
と言う事らしい
(・・・にしても暇だな)
思わずそう思ってしまうほど平和だ
護衛中の騎士としてあるまじきことだと思うが暇なものは暇だ
別にシアが見て回るのが遅いって訳じゃない
むしろ他の令嬢なんかと比べると圧倒的に早いと思う
しかし頻繁によく此処に来る俺としては暇な限りだ
そう思いながらシアを見る
目の前に並べられた品物を先ほどの笑みとは違う純粋な笑みを浮かべて見ている
(アノ顔(笑顔)は、反則だろ)
本人は、全く自覚をしていないがシアの顔は本当に良く整っている
よく絶世の美女なんて呼ばれる人は、探せは以外にいるかもしれないが絶世の美少女はまずいないだろう
ようは、絶世の美女は咲いた花だとしよう
咲けば美しい花も若葉の時に美しいと感じる人はいないだろう
それと同じだ
ただでさえ若葉の時期である種の魅力を放っているシアがもし花咲いたらどうなるだろう
(きっとえらい事になるだろうな)
さらに本人は、性格も馴染みやすく表裏がない、その上明るく温厚。
頭は、中間くらいだが父や他の騎士団の団員から聞いたところラミート(将棋とチェスを合わしたような物)をやらしたら以外に切れ者らしい
それに、例の剣の稽古のことも合わせると・・・・・・
容姿端麗、文武両道
「何者だよ」
「うん?なんか言ったか?イルガ」
思わず吐いた言葉にシアが反応する
「いや別に・・・」
まっ、口調と男勝りのところがあるけどな
「本当か〜〜」
「本当だって・・・」
やば、午前のパターンになってきた
そう思っていると
「あれ・・・シア姉さま?」
そう話しかけてきた少年
歳は、5〜8くらいで金色の髪をセミロングにしてパッと見少女にも見える容貌
着ている服は、やはり上質な絹を着た少年がルビーのような瞳で見上げていた。
ラキア=マルギス
王位後継者の一角:ラルク=レジェンス太子の異母弟である
母は、幼い頃に亡くしその後父の元を離れ今は母の性を名乗りその実家に暮らしている
そのせいか兄のラルクと父のロジェスト王と違い温厚な性格をしている
亡き母の、血縁者に宰相と参謀長官だった叔父と父親がいた関係か非常に聡明である事で将来期待されている人材だ
また、従兄に弓を教わりかなり弓が上手いらしい
そんなラキアとは家柄が親しくよく遊び、またラキアはシアの事を実の姉のように慕っている
「おっ!ラキア。久しぶり」
そう言われて笑顔でシアに飛びつくラキア
「やっぱりシア姉さまだ!」
そう言ってシアに頬をすり寄せる
そんなラキアをくすぐったそうにしながらも笑顔で頭を撫でるシア
まるで仲のいい姉弟のように見え微笑ましいが・・・・
(なんかモヤモヤする)
何故だろう・・・・・その様子を快く思っていない自分がいる
side:ファルシア
俺は、未だに擦り寄ってくるラキアを見て
(犬みたいだな・・・)
それも、子犬のように見える
(尻尾があったら凄い勢いで振ってそうだな)
そんなことを思っていると
「シア姉さまはどうしてここにいるんですか?」
俺の腕の中で首を傾げながら聞いてくるラキア
そっちの気がある人なら間違いなくお持ち帰りをしそうだ
さいわい、俺にそっちの気はないから普通に返す事が出来た
「うぅ〜ん。まあ、あえて言うなら暇つぶしかな・・・次の予定まで未だ時間があるし・・・」
「予定?」
「おう。歴史学と精霊魔法学の学び事にな」
そういうと
「本当ですか!!実は、僕もこれから行く所だったんで良かったら一緒に行きませんか?」
その言葉に考える
(確か時間もそろそろいいころそうだし・・・)
そう考えていると・・・
「別に良いんじゃないか?」
後ろに控えるように立っていたイルガが言った
「時刻も丁度良い頃だし・・・それに、シアの見張り役にうってつけだろ」
そう言っていたずらそうに笑う
むっ、これでも時々はまじめに受けてるぞ
「なんか、意味ありげな言葉をありがとう・・・それより、イルガはこれからどうするんだ?」
「まぁ〜そこら辺で適当に時間潰して待ってることにするよ」
そういうイルガに
「そうか?・・・・それじゃ悪いイルガ行って来るわ。」
そう断りを入れてから
「それじゃラキア行くとしますか」
「はい!イルガ兄様、失礼します!」
そう言って、イルガに頭を下げてから俺の手を笑顔で握るイルガ
うぅ〜ん、やっぱりわんこだ。
side:イルガ
ラキアの台車に乗り去って行くシア見送ってから幾分かたった今、俺は相変わらず街の中を歩いている
つい先ほどまでは、さっきまで感じていたモヤモヤについて考えていたがこれと言って答えが浮かばなかった
そのため、このモヤモヤを解消する意味も込めてとにかく歩き回っている。
すると・・・
「貴様!!」
突然の怒声に目を向けると人だかりが出来ている
その中心に一人の路上販売をしていた老人に掴みかかっている赤と灰色の騎士服を着た男とそれを見ている三人の同じ服を着た男達
(あれは・・・ラルクの近衛騎士)
騎士服には、俺の着ている青と白の服と奴らの着ている赤と灰色の服などあり、役職や所属部隊によって色が違う
そしてラルク派の騎士達が好んできている服が赤と灰色だ
「この俺にぶつかった詫びのしるしを渡せって言ってんだよ」
「・・・・・」
「何黙り込んでいるだよ!!」
そう言って老人を殴ろうとした男の手を
パシ
掴む
「な!!」
驚く男
「逆に聞こう貴様は何をしている」
そう尋ねる俺に、
「てめぇ!ジャマすんじゃね!!」
標的を老人から俺に変えて殴りかかってくる男
俺は、殴りかかってきた男の手首を掴みそのまま
「フッ!!」
地面に叩きつけた
普通見るからに二倍の身長差がある相手を投げるのは不可能に思えるが相手の重心、力の向く方角、体の動き、これらが分かれば後はそれらを利用すれば決して不可能ではない
「ぐぁ!!」
路上の上に受身も出来ずに叩きつけたせいか苦しそうに息を吐き出す男
「こっこの餓鬼!おめぇ何モンだ!!俺達誰と心得る!」
そういう男に
「イルガ、イルガ=ギーニストだ」
そう答えると
「な!!ギーニストって・・・・・」
「まさか、こいつあのクラント将軍の息子かよ!!」
ギーニストと聞いて慌てる男達
それほどまでに、クラント将軍は周りに影響力を持っている
そんな、俺を他所に
「ああ、確かファルシアとか言う小娘に仕えている奴だっけ?」
そう言うのは、この団体の恐らくリーダー格
俺を見下したように喋る
「お前もバカだよな〜あんな小娘後継者になれるはずないのにな〜どうだ、今からでも俺達の所に来ないか?お前ならラルク様がそれなりにいい役職につけてくれるぞ?それに、アノ小娘なら心配するな、あと数年くらい経ったらラルク様が女として可愛がって下さる。そして俺達もお零れに預かるってわけよ。その時には、特別にお前に回してやるよ・・・・まぁこいつ等の後だけどな。どうだ?」
そうニヤニヤと言う笑みを浮かべる男
他の男達も似たような顔だ
コイツナニヲイッテイル?
シアヲカワイガル?
オンナトシテ?
シアヲケガス?
アンナニキレイニワラエルシアヲ?
ケガス?
その時、脳裏に写ったのは服は破かれ今よりも女として熟し育ったその美しい体を隠しもせず虚ろな瞳で俺を見つめるシアの姿・・・・
「どうした黙り込んで?」
「・れ・・・う・・べる・・」
「うん?」
再び聞いてくる男に・・・・
「それ以上しゃべるなって言ってんだよ」
返す言葉に混ざる黒い気持ち
だけど止めるつもりもない・・・
「これ以上俺の主への侮辱を言うようなら・・・・」
それと共に知らずと殺気が出てくる
少しでも気を抜けば理性がなくなってそのまま切り捨ててしまいそうだ
「っ・・・あ、あとで後悔し、してもしし知らないからな!」
いくぞ!、その言葉と共に苦しむ男を担いで足早に去っていく男達
その男達を去っていくのを見てから周りを見渡すと
ビク
周りに出来ていた人だかりがなくなりその場に残ったのは路上販売の老人と俺だけだった
「ご老人あんたも災難だったな・・」
「・・・・」
相変わらず口を利かない老人に苦笑をこぼす
「まぁ、この国の奴ら全員があんな奴らばかりじゃないって事だけは覚えておいてくれ」
それじゃ、と去っていこうとする俺に
「まぁ、待て」
口を開く老人
それに、驚いて振り返ると
ギュ
手に何か握らされる
「大したもんじゃないが礼代わりに受け取ってくれ・・・いらなきゃ捨てるなり人に譲るなりそれはお前の自由にしろ」
そういって荷物を背負い去って行く老人
「ちょっ、ちょっとまっ・・・・・」
あ然と手を見つめていた俺が我に帰り老人を呼び止めようとしたが既に老人の姿は、行きかう人の中にまぎれて分からない
「別に物欲しさに助けたわけじゃないんだが・・・」
そう愚痴りつつ、手を開いて握らされたものを確認すると
「へぇ〜」
思わず感嘆の声を上げる
それは、髪をくくる時に使う輪ゴムのようなものだ
しかし、その色が見事の一言だ
限りなく白に近い銀色で日の光によって様々な色を見せてくれる
その作りも確りしていてかなり丈夫なものだろう
「すごいな」
シアが言っていた意味が分かるような気がする
確かにこれは掘り出しモンだ
「しかし、どうしたモンかな?」
別に、俺自身髪をくくるほどでもない
まさに宝の持ち腐れ状態だ
「まっ何とかなるか!」
そう言いシアを迎えに行くために移動する
side:ファルシア
「お〜そ〜い〜〜!」
「シア姉さま落ち着いて!もうじききますから」
ラキアが俺を落ち着かせようと頑張っているが
「だって!もう既に時間過ぎてるぞ!これ以上遅くなったら母さんに何を言われる事やら・・・それにラキアにも迷惑がかかるし。」
「僕はかまいませんから」
そう、もう既に学び事は終わり帰るだけなのにあいつがいないせいで帰るに帰れないしかも先に帰っても良かったのにラキアは律義にイルガが来るまで待ってるていう始末だし・・・・・
そう考えていると
「うし、おまた」
そう言って俺の前に現われるイルガ
「おまたせじゃねー!おせぇよ!お陰でラキアに迷惑掛けたじゃねえか。」
「どうやら来たみたいですね。それじゃ、僕はこれで・・・あと本当に気にしてないので大丈夫ですよ」
そう言い一礼して自分の台車に乗るラキア
う〜んいい子や〜
「さて、俺らも帰るとしますか!」
「そうだな・・・・って話を誤魔化すな!」
再び吼える、俺
「まぁまぁってお前髪どうした?」
「だいた・・・って髪?」
そう言われてしばらく考える俺
「ほらいつもくくっていただろ?」
そう言われて思い出す
「ああ。いつもくくっていた布が切れてなこのままにしてるわけ」
いつもは、首らへんで一つにまとめているが今はロングヘヤーだ
いい加減髪切ろうかなと考えていた時
「じゃ、これ使えよ」
そう言って、俺に渡したのは綺麗な白銀色をしたヘヤゴムのようなものだ
「へぇ〜綺麗な色だな」
「今日、たまたま貰ったんだが俺に使いようがないしやるよ」
「本当か!」
ああっと頷くイルガを見て早速髪をまとめる
結果としては、布より違和感なくまとまって凄く良く馴染む
「どうだ?」
「おう。布よりかなり良く馴染む。ありがとうな」
おう、と言うイルガの頬は赤い
はは、照れてやんの
「それじゃっとっとと行こうぜ。早くしないと他の奴らが心配しちまう」
「そうだな・・・ってそもそもの原因はお前じゃないか!」
「ははは!」
「笑って誤魔化すな!!」
先に台車に乗り込むイルガを追う形で俺も乗り込む
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それから家に帰った後はそれと言って変わった事はなく進んだ
まぁ、俺は母さんにイルガはキニアさんに説教されたが・・・・
その後、いつもどうりの賑やかな夕食
食後の話題にイルガから貰ったヘヤゴムがばれてイルガが遊ばれていたがスルーした。
そして、その後部屋を抜け出して剣術の型と体術の型をやる
その後、風呂に入って(もうさすがに自分の身体は馴れてきた)寝巻きに着替え今は自室のベッドに横になっている
「明日か・・・」
顔見世は、実質の後継者発表の場だ
ロジェストが仕掛けてくるとしたら明日だろう・・・
俺だけを狙うのなら未だいい(よくないけど)しかしその結果関係の無い奴らが巻き込まれるのは避けたい
(今の俺に何処まで出来るか・・・・)
体は、ひ弱な少女
武器となる刀は無い
だけど
(やれるだけやろう・・・)
後悔をするのは、全てを終えてから
そう言った親父のように・・・・
そんな事を考えていると
コンコン
扉をノックする音が響いた
(誰だろう?)
心当たりの無いノックに返事をする
「はい」
「シア入ってもいい?」
声の主は、母さんだった。
「うん、いいよ」
ガチャ
扉を開けて入ってきたのはやはり、母さんだった
それも寝巻き姿の・・・
「夜遅くにごめんね?」
「ううん。別にかまわないけど・・・どうしたの?」
不思議に思って聞いてみると
「うん。ちょっと久しぶりにシアと一緒に寝ようと思って♪」
そう悪戯っぽく笑う母さん・・・マジ
「だ、大丈夫だよ一人で寝れるから!」
そう何とか断ろうとする俺に
「ちなみに拒否権はありません♪」
マジかよ
てか、俺の人権返せ!!
そう思っている間に母さんは、ベッドの中に入り込む
そして、俺を胸に抱え込むように抱きしめる
(ぎゃぁぁ!!理性が!理性が!!)
ただでさえ暑い季節、当然母さんの寝巻きも薄いシャツとホットパンツ
しかも母さんはスタイルがいい
そのため胸の柔らかさと頂の感触が丸分かりだ
本人は、娘に対するスキンシップのつもりだろうが(事実正しい)中身(魂)は、青少年なのでかなりきつい
(うん?)
己の理性と煩悩との戦いを続けていると異変を感じた。
(母さんが震えてる?)
本当に分かりづらいが微かに震えている
「母さん?」
「うん?」
いつもどうりの声
しかし、
「震えてるの?」
「・・・・・」
その言葉に、母さんの返事は無く
逆に俺を抱きしめる力が強くなった
(ああ・・そうか)
震えの原因が分かった
多分母さんも俺と同じで不安なんだろう
母さんにとって俺は、唯一の子供であり、今は亡き夫との絆の証であり、半身みたいなものだ。
その娘が命を狙われている
今朝決意を固めたがやはり不安なんだろう
だから、俺に言えることは一つ
「大丈夫」
そう言って自分から母さんを抱きしめる
「!!」
その行動に、驚いたような気配を出したがやがて母さんも俺を抱きしめる
「大丈夫」
もう一度吐く言葉
それは、母さんへ向けた言葉か、俺に向けた言葉か分からないけど
今は眠りにつこう明日に備えて・・・
次の日、朝になってまた慌てるのはお約束
side:????
「明日だ。明日になれば忌まわしい奴の娘を始末できる・・・・そうすれば・・・・・ふっ、ふはは、ふははははははははは!!!!」
そして、時は満ちたさぁ歩み始めよう道を・・・・・
旅人は、母の胸に抱かれ明日を思い
誇り高き騎士は、己が護るべき者の悲惨な未来を避けるために
ある者は、己の野望を果たすため
今道は運命の交差地点に近づいている
その先に待つものは誰も知らない
またまた、長くなってしまいました。(^。^;;)
次回からは、うまく調整していきたいです。