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妄想日和

作者: 結城 睦月

ある夏の日、僕は目覚めると……

いつも通り自分の部屋のベッドの上で寝ていた。

ただそれだけのこと。目が覚めると異世界にいるわけでも、世界が滅んでいるわけでもない。僕は常日頃からこんなどうでもいいような下らないことを考えて過ごしている。中二病の一種なのだろうか。


「はぁ~、いつも通りの平穏な朝だな~」


時刻は6時05分を指していた。

僕はベッドから出て、階段を下った。

父さんは新聞を読んでいて、母さんは朝御飯を並べていた。


僕「おはよう」

両親「おはよう」


何気無い朝のやり取りだ。

僕は朝御飯を食べている途中に、今日が日直だったことを思い出して、普段よりも早く家を出た。

ここは住宅街で曲がり角が見通しが悪いところが所々ある。

ここでの定番は食パンをくわえた女子高生と衝突して、出逢うというものだろうか。僕は今、走っているのだから、ぶつかる可能性は大いにある。

遂に見通しの悪い曲がり角に出た。


近所のおばさん「あら、おはよう」

僕「おはようございます!」


出会ったのは、食パンをくわえた女子高生ではなく、散歩中であろう近所のおばさんだった。がっかりした気持ちになったが、急いでいるので今は余計なことは考えないようにした。


学校に着き、日直の仕事を終えて、自分の席につく。やはり、ここで考えるシチュエーションと言えば突然の美少女の転校生なのだが、余った机などないところを見れば転校生はいないと言える。

その後、午前と午後の授業は何事もなく終わった。

帰り道、信号に引っ掛かったとき考えたことは、トラックか何かにひかれて、不慮の事故でしか転生できないだろうし、自分からひかれにいくのは自殺行為だし、別に死のうとは考えていないからこれは却下だな。

そんなことを考えていると、家の近くの道まで来た。

あぁ、空から美少女が落ちてこないかな~

これも怖いな。だって、その美少女も高いところから飛び降りてくるってことは自殺行為じゃないか。そして、地面にぶつかる。

受け止められればいいけど、たぶん不可能だろうな。


もう家に着いてしまった。もう少し妄想を膨らましたかったな~


僕「ただいま~」

母さん「おかえり。今日の夜ご飯はカレーだから、それまで宿題でもやってなさ~い」

僕「はいよ」


階段を駆け上がり自分の部屋に入って数学の宿題をする。今妄想を展開すると、計算が狂うから止めておきます。

宿題は15分後で全て終わらったので漫画を読んでいると、母さんが夜ご飯だと僕を呼んだ。

早いな~と思って時計を見たら、いつのまにか8時になっていたから、リビングへ急ぎ降りた。

カレーはとても美味しかった。

まぁー その後は、風呂に入って寝た。



そんなこんなで今日も平和で何事をありませんでした。

やっぱり普通が一番良いのかもしれないね。でも、妄想や想像するのも楽しいし、こんなことなんかを考えていないと、毎日やってられないさ。少なくとも僕はそう思う。

今回は短編小説を書けてよかったです。

これからは、連載小説の方を書いていきますので、よろしくお願いします

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― 新着の感想 ―
[良い点] あーあったあったと共感できますね、リアルに描かれてると思います。中二病ではなかったと思い込みたい。 [気になる点] 「」の前に人の名前をのせるのはやめた方がいいかと。読みにくいですし、別に…
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