《 王 族 》
紫の瞳を継ぐ一族。現在は九名。紫眼の女児が生まれにくく、これまでほとんど女王が立ったことが無い。紫眼を色濃く受け継いだクリスティーナは王国史上でも貴重。グローリア・イーグルトンの価値が異常に高いのも薄いとはいえ紫眼を受け継いだため。
ウィルフレッド
【 国王 】《直系王族》
現国王。蜜色の髪、赤を少し混ぜた紫の瞳。愛称はウィル。
幼い頃から大変臆病な性格で地雷も多い。やることなすこと突拍子もない。
それでもセシリアの教育によりある程度は矯正できたが、実は臆病よりも厄介な性質がある。
周囲の涙ぐましい努力によって「穏やかで人の好い王」の印象を保ってきた。
配偶者はセシリア。
『先駆け騎士と王弟付き秘書官の婚約解消について』
『王妃付き侍女と国王付き侍従の恋文とその顛末について』*
『アマリリス令嬢の恋と友情、ぬいぐるみについて』*
『女情報屋の変わった対価と特例について』
『王子殿下の冒険と王家男子の事情について』*
セシリア
【 王妃 】《ティンバーレイク》
現王妃。亜麻色の髪、若草色の瞳。ウィルフレッドだけが呼ぶ愛称はセシィ。
賢妃として国民にも愛され、諸外国からも一目置かれている。
実際は賢妃というより影の国王。セシリアがいないと国が回らない。
幼い頃から蛙が大好きで側近ハリエットとの出会いも蛙色。
非常にバランスの良い人物だが時折「面白い」に引っ張られる。
配偶者はウィルフレッド。
『王弟従者の思い出とバタースコッチについて』
『王妃付き侍女と国王付き侍従の恋文とその顛末について』☆
『捨てられ騎士の失恋未満と赤い花について』*
『アマリリス令嬢の恋と友情、ぬいぐるみについて』*
『王子殿下の冒険と王家男子の事情について』*
ライオネル
【 王弟 】《直系王族》
現国王ウィルフレッドの弟。愛称はレオ、学園時代の友人はライと呼ぶ。裏社会では銀獅子。
銀の髪、濃紫の瞳。他称・王国一美しい殿方。
兄王の婚約者になる前からセシリアに惚れており、二十年以上思い続けてきた。
悪評のほとんどが兄のため、国のため、セシリアのため。
ではあるが、本人もそれなりに無茶苦茶ではある。
大事な局面以外の物事の判断基準は面白いかどうか。
「十年前の事件」で婚約者をなくし現在、婚約者・配偶者無し。恋人・遊び相手と思しきは多数。
『先駆け騎士と王弟付き秘書官の婚約解消について』*
『王弟従者の思い出とバタースコッチについて』☆
『王妃付き侍女と国王付き侍従の恋文とその顛末について』*
『アマリリス令嬢の恋と友情、ぬいぐるみについて』☆
『女情報屋の変わった対価と特例について』☆
『王子殿下の冒険と王家男子の事情について』☆
オリヴィア
【 王妹 】《直系王族》
現国王ウィルフレッドの妹。年が離れている。
蜂蜜色の髪、赤の瞳。
本来であれば赤い瞳なので王位継承権を持たないのだが、先王の妹でイーグルトン公爵家に降嫁したマリアン元王女が紫の目では無いのに紫の目を生んでしまったことで立場が難しくなり、赤に近い紫ということにして婚姻に規制をかけている。
婚約者・配偶者無し。目の色のせいで相手選び難航中。
『王子殿下の冒険と王家男子の事情について』
フレデリック
【 王子 】《直系王族》
第一王子。長子。愛称はフレッド。
亜麻色の髪に最も貴いとされる濃紫の瞳。
もうすぐ十歳で立太子予定。
元々がとても素直で優しいため叔父と父を尊敬できず母に嫌われることを恐れていたが、冒険を通じて大人たちを信じることができるようになった。
自分は無知で愚かなのだと自覚し、今はどうしたら良き王、良き王太子になれるのか、大切な友人で側近のレナードとアイザックと試行錯誤をしつつ邁進中。
一番賢くて怖いのは母、一番格好良くて強いのは叔父、一番自分に似ていてるのは父だと思っている。
周囲が異常に美しいため、フレデリック自身も美少年だという認識がさっぱりと無い。
婚約可能年齢前。フェアフィールド公爵家のロザリンドは可愛く思っている。
『王妃付き侍女と国王付き侍従の恋文とその顛末について』*
『王子殿下の冒険と王家男子の事情について』★
クリスティーナ
【 王女 】《直系王族》
第一王女。次子。愛称はティーナ。
蜂蜜色の髪、赤味がかった紫の瞳。「国王の色をした幼いセシリア」。つまり美少女。
お転婆でやんちゃなお姫様だが、公的な場では淑女として振舞わなければいけない、という認識はある。認識があるだけでまだまだ。
フレデリックによると、「命」というものを感覚的に掴んでいる。隠密行動が得意らしい。
婚約可能年齢前。
『王妃付き侍女と国王付き侍従の恋文とその顛末について』*
『王子殿下の冒険と王家男子の事情について』*
ウェリングバロー大公
【 大公 】《直系王族》
先王の弟。ウィル、レオの叔父。
白髪交じりの蜜色の髪、濃紫の瞳。王弟ライオネルもかくやの美丈夫。いわゆるイケオジ。
「十年前の事件」により、王族として要塞都市ウェリングバローに入り治めている。
婚約者を亡くしてから現在まで独身を貫いている。婚約者・恋人も無し。
『王妃付き侍女と国王付き侍従の恋文とその顛末について』*
先代国王
【 先王 】《直系王族》
先代の国王。ウィルとレオ、オリヴィアの父。
蜂蜜色の髪、紫の瞳。
先代王妃
【 王太后 】《ブラッドフォード公爵家》
先代の王妃。ウィルとレオ、オリヴィアの母。
銀の真っ直ぐな髪、赤の瞳。
マリアン元王女
【 元王女、先代イーグルトン夫人 】《王族出身》
先代国王の双子の妹。ウィルとレオ、オリヴィアの叔母。
琥珀色の瞳の中心、瞳孔の周りに薄っすらと紫の影らしきものがある。
マリアンが現イーグルトン公爵を紫眼に産んだことで色々と難しくなっている。
⇒ 《イーグルトン公爵家》
『王子殿下の冒険と王家男子の事情について』




