資源が有ることで 史実との剥離
説明回です。
いろいろ抜けていますが、このくらいで。
改行を修正しました。言い回しの一部を変更。
いつものことですがプレビューでは良かったのです。
見にくいというご指摘をいただき書き換え。内容は変わっていません。書いた本人も見にくいとは思っていました。
PC閲覧でフォントは100%から120%での閲覧を基本としています。
スマホでフォントを最大にしている場合など見にくいかと思います。
沖縄に大規模金鉱脈発見以降
史実 上段
変化して乖離しているもの 下段
金解禁
有りません。
金解禁の代わりに沖縄国債と言われる開発国債発行。
実質問題として金は流れ出るが日本国所有の地下資源であり
量的に数百トン程度で問題なし。
財閥系銀行の焼け太りも無し。
統帥権干犯問題
起こる。
同様にごねまくるも、艦艇装備の更新を進め性能向上に努める、将兵の待遇改善などの懐柔策で海軍は矛を収める。
陸軍も同様にしようとしたが人員数が多く予算上制限が多かった。
問題を起こした者達には、配置換えで左遷が起きるなど遺恨は残った。
陸軍は不満が溜まる。海軍にも不満は残った。
利用しようとした政治家達が議会で気勢を上げた頃には、海軍陸軍とも大人しくなっており恥をかいただけだった。
一度打ち出しただけに面子も有り簡単に引っ込めることは出来ず、その後軍を巻き込んで政治問題化した
多く起こった事件の思想的切っ掛けとなる。
三月事件
ずっと小規模。被害者も少ない。
過激思想家や陸軍将校に逮捕者多数。
陸軍は隠蔽を図るもバレる。しかし、処分が甘く以降に繋がる。
この事件を機に平時の軍刀携行は演習作戦任務時を除き禁止
満州事変
満州事件として中途半端な形で起きました。
国内では西之島と沖縄に開発資源を集中。
中国東北部への投資が官民とも激減。
さらに朝鮮半島分離で意味が減ります。
陰で応援した資本家・実業家は手を引く。
一部の先鋭的な軍部と満州閥+大陸派だけで決行するも鎮圧される。
鎮圧した部隊の司令官は銑十郎中将。
計画を企て実行した陸軍将校に処分者多数。
軍人だけではなく民間人に死刑判決も。
十月事件
ずっと小規模。被害者も少ない。
過激思想家と陸軍将校に処分者多数。
軍人だけではなく民間人に死刑判決も。
血盟団事件
ずっと小規模。被害者も少ない。
過激思想家と陸軍将校に逮捕者多数。
軍人だけではなく民間人に死刑判決も。
五・一五事件
ずっと小規模。被害者も少ない。
過激思想家と海軍将校に逮捕者多数。
軍人だけではなく民間人に死刑判決も。
相沢事件
永田鉄山ピンピンしています。
相沢中佐は軍刑務所へ。
二・二六事件
超過激思想を持つ者が、以前の各事件で死刑判決や長期実刑を受けて世間に居ない事で根回しも甘くずっと小規模で被害者も少ない。
「賊軍」として最後は武力で鎮圧される。
軍人だけではなく民間人に死刑判決も。
特高の能力と危機意識に疑問が出、特高縮小。
特高の思い上がりと強権行使に内務省の存在が大きいとして内務省解体縮小。
同時期、健康を理由に政治家や政治的実力者引退多数。
盧溝橋事件・支那事変
そもそも満州国が無いので当然起きません。
上海事変
起きません。大陸から手を引きつつあり。
主役が日本では無くなっている可能性も。
クーデター事件で規模が小さいのは、
景気が良くなり人々の不満が減ったせいです。
同時に昭和デモクラシーと見える世風になり、世間は明るい方向へ向かっています。
暗い方への思考よりも明るい方への思考という傾向です。
過激思想家が焚き付けても、簡単に言うことを聞きません。
そんな世相を受け、今の状況を壊すような三月事件の処分は史実よりも重く広範囲です。
やったことからすれば、それでも甘かった。
計画して事件を起こしても次々と逮捕者が出て死刑判決や長期実刑を受け、実行力が著しく低下。
相沢事件は軍刀を持っていたので警戒されていました。
三月事件以降、平時の軍刀携行は演習作戦任務時を除き禁止されていました。
陸軍士官は自費で拳銃を装備していたはずですが、天誅なら軍刀だと言うことで。
内務省解体は強すぎる権力と集中する権限に危機感を持っていた者達の暗躍も。
金解禁 流出した金は推定600トン
温泉内閣が国外にただで出した金は3000トン。
これで不景気の中、一息つけた国が多い。
感謝されることも多いが軽く見られ金クレクレ姿勢になる。国際関係悪化。
八木・宇田川アンテナ特許国外流出
国内にとどまっています。
ライセンスを許可してライセンス料収入。
ロンドン軍縮会議
批准
批准
第二次ロンドン軍縮会議
脱退
批准。
英米に押し切られる形で拡大。
増えるのは軽巡と駆逐艦。
その他艦艇枠で護衛艦建造開始。
昭和13年
同年第二次ロンドン軍縮会議脱退
建艦競争始まる。
ジュネーブ条約
史実では重要事項である捕虜条約を批准せずにいる。
ほぼ全ての条項を批准。
陸海将兵に対する条約教育始まる。
国際連盟脱退
史実 昭和8年
脱退 昭和13年
個別に条約締結を進める。
対等な条約と努力義務であるが、人種差別撤廃と普通選挙の実施を条件として経済援助を約束。
日独防共協定
成立
成立していますが、現在の情勢では軍事同盟に発展する可能性は極めて低い
ABCD包囲網
Cが日本の大陸戦力縮小と経済援助を受けて脱落。
満州事件の賠償の一環として中華民国が持つ日清戦争賠償で発行した債券の残りを肩代わりして返済。
中国国民党の資金増加で国共内戦激化。
日本は経済援助の他、武器援助などを行う。
奇しくも中国国民党支援を行うアメリカと歩調が揃ってしまった。
だが米日が援助したほどの戦力にならない資金はどこへ消えるのか。
ABDも金を手にしたことで一時的に勢いが弱くなる。
ABD包囲網は残っているが強気ではない。
スペイン内戦
起きていない。地方で起きた武装決起程度。
二・二六事件よりも大きく期間も長かったが鎮圧された。
フランコは参加していない。
かなり大きくなったラ・パルマ島の開発で好景気とまでは行かないが景気は良くなり不満分子が減り、クーデター側の主張に賛同する者が減ったからだ。
懐が温かくなれば不満が減るのが多くの人間。スペインでも適用された。
しかし、国内には多くの対立が残り問題に
ドイツ 戦訓の収集できず。
ソ連とフランス スペインの金が手に入らず
昭和13年頃の国際関係
中華民国に過剰とも言える賠償をしたのは、ABCD包囲網からの脱落が主な狙いでした。国共内戦激化は意識が日本から共産党に向いてくれたのでラッキー程度で。
意識高い系の人たちが余計なことをしてくれたおかげで、欧米の対日感情悪化が見られます。
さらにそれを煽る新聞社・出版社・思想家と、それを利用しようとする政治家や実業家・資本家。
日本国内では過激な思考家や政治勢力達はずいぶんと弱くなってしまいましたが、国民感情を煽る連中は欧米同様います。
日本が暴発する可能性は国民感情次第でしょう。
それとも出る杭は打たれるのか?
次回更新 11月09日 05:00
大分違ってきています。さらに違ってくるのは必然。
事件の規模が小さいのは「衣食足りて礼節を知る」という言葉がありますので、
貧しさが減れば貧困が原因の事柄も減るかなと。
中心となる人物がいくら動いても、従う人間が少なくなると思います。