表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/149

第13話 マッサージ

(む~……むっ!むっ!むっ!)




 俺は、少しでも、布が動くように、念じる。


(……動かん)


 しかし、布は、ピクリともしなかった。


(できないな~)


(はぁ……。今日で、7日、か)


 飛翔現象の練習を始めてから、7日が経過した。




(ふぅぅ……)


 俺は、一旦、念じることをやめる。


(ん~……やっぱり、できる気は、するんだよな)


(でも、できては、いない)


(う~む……。これは、やっぱり……)


(練習のやり方について、根本から、考え直すべきだな)


(さてと……、これまでは、飛翔現象を起こすために、感情を昂らせようとしていた、わけだが……)


(もしかして、感情の昂ぶりって、飛翔現象に関係ない?)


(もしくは、感情の昂ぶりに以外にも、方法があるのか?)


(飛翔現象は、黒い奴か、黒い奴によって起こされた激情が、原因なのではないか、と思っていた)


(だが、その二つは、あの時、たまたま飛翔現象を起こす原因になっただけで、実際は、別のものでも、飛翔現象を起こすことが、できるんじゃないか?)


(まあ、実は、黒い奴が近くにいることが、飛翔現象を起こす唯一の方法、という可能性も、あるにはある)


(だが、それは、考えるだけ無駄だろう)


(というわけで、別の方法を、模索してみる、ってことで……)


 すると……



 タッ……タッ……タッ……



 この部屋に近づく、足音が、聞こえてきた。


(おっ、もう正午か)


 タッ……タッ……タタッ


 足音が、部屋の前で停止した。


 そして……


 ガチャッ


「SUI!FSAEYIFUOSEI!」


 父親が、部屋へ、入ってきた。


「ADSYOIEOIAEF、DFAYUIEFOEFA!SUI、ASDYFIEUFEFA!」


 ……タッ……タタッ


 父親は、俺のもとへと、やってくる。


 すると、俺の太ももへ、手を伸ばした。


 そして……


 ムニュ、ムニュ、ムニュ……


 父親は、俺の太ももを、ほぐすように、マッサージし始めた。


(あぁ……。動かないこの体を、揉んでくれるのは、助かるな)


(体を動かさないと、血流が悪くなって、不健康になる、らしいからな)


(こうして、父親が、マッサージをしてくれるのは、かなり、ありがたい)




「AYIO、ASDFU」


 しばらくすると、父親は、マッサージをやめる。


(ふぅ……すっきりした)


 すると……


「N……ASDI!ASDYIUASFEDIU、SUI!」


 父親は、その手に何かを持ち、俺に、見せつけてきた。


 それを見て、俺は……




(はぁぁ…………。またか、面倒くさい)

「面白かった!」


「続きが気になる!」


「この作品を応援している!」


 と思ったら


 下にある【☆☆☆☆☆】から作品への応援をしていただけるとうれしいです!


 あなたのお好きな☆の数で大丈夫です!


 ブックマークもいただけると幸いです。


 よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ