物語が動き出す。
四話目「物語が動き出す。」です。本編に入るまでに四話もかかりました。申し訳ございませんでした。
〜〜放課後〜〜
「それでね〜」
「おい。リオンたち帰るぞ。」
リツが女子たちを呼んだ。
「わかった。」
「私達は早く行かないとな」
サクラとリオンが教室から出ていこうとすると
「ねぇ ふたり?どこに行こうとしているのかな?」
ミアが怖い顔でふたりを見ていた。
「いや別にリツの家に・・・」
リオンが目をキョロキョロと動かしながら言い訳を考えていると
「言い訳は別にいらないの。なんで私をおいていこうとしているのかな?」
「あの皆さま〜?」
ハルが女性軍に言うと
『男子はだまってて』
女性たちに怒られた。
「僕達はもう帰るね」
タイキが女性たちに向けて言って
「じゃあ僕達は帰ろうか。」
男子たちはそのまま出ていった。
〜〜ハルの家〜〜
ピーンポーン
「はーい。どちらさ・・・なんだミアか。」
「ごめんおくれた。」
「上がれもう始めるぞ」
無愛想な感じで照れ隠しをしながら言った。
「わかってるよ。お菓子持ってきたから、お菓子食べながらやろ」
「ああ」
「ゲームスター・・ わーー!なんだ?」
急にテレビ画面がが光った
「何怖い。」
『わ〜!』
〜〜知らない場所〜〜
「うっ 頭が・・・てかここどこだよ。ミア、おいミア おきろ。」
ハルがミアを揺さぶりまくると
「うっ あれ?ハル、ってここどこ?みんなは?あの光は?」
ミアがテンパり始めたら
「おい、タイキ起きろや。早く起きろ」
「リオン起きて!」
突然後ろの方から知ってる声が聞こえてきた。
「まさか、この声って」
「この声は」
二人が振り向くと
「おーい。みんな、こっちにハルとミアがいるぞ」
ドタドタ音がして
「ごふ。」
ハルがリツとタイキからタックルを受けた。
「ハルお前大丈夫か?」
リツが泣きそうになりながら言ってきた
「ミア〜〜。大丈夫?」
サクラとリオンが揺さぶりまくった。
「三人ともやめたほうがいいともうぞ。」
タイキ注意した。
「すまない。タイキ助かった。」
ハルが疲れながらお礼した
「タイキありがとう。」
ミアも二人にくっつかれながらお礼した。
「ところでハルたちはここがどこかわかるか?」
タイキが二人に質問すると
「私はわからない」
ミアが申し訳無さそうに言うと、
「僕わかるかも。」
ハルがおかしなことを言った。
「本当か。ここはどこなんだ」
タイキが焦った声で言った。
「ここは・・・ゲームの世界だ。」
『は?(え?)』
みんなが何いってんだという顔をした
「済まないハル、君が言っている意味がわからない。君はゲームの準備が終わっていたのか?」
タイキが困惑しながら言うと
「いや終わっていなかったさ」
ハルが言うと
「あの男子、先行くね。」
女子たちが男子に疲れながら言ってきた。
「ちょっと待てよ。どこに行くんだ?」
タイキがびっくりしながら女子たちに言ってきた
「どこにって街だよ。」
女子たちが平然に言ってきた。
「街?どこにあるんだ?」
ハルが不思議そうに言ってきた。
「どこにって、後ろにあるじゃん。」
リオンがバカにしながら言った。
『は?』
男子が間抜けな声が出して
「とにかく行こう。てかリツ大丈夫?」
サトミが心配そうに言った。
「あぁ。心配せんでええよ。」
リツが力ない声で言ってきた。
「そう?まあ街に行こう!」