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からかい
茂木から長々とひたすら時透のいい所を聞かされた鬱憤を晴らすように、いつにも増して、常盤さんとの会話が盛り上がった。時々、話の合間に何故か俺の好みの女子のタイプを聞いてくる常盤さんだったが、最初は気付かないふりをしたいたのに、あまりにもきいてくるもんだから、「常盤さんみたいな人」とちょけも入れて言ってみたら、何故か顔を赤くして、照れているように見えるようになってしまった常盤さんだった。こっちも恥ずかしくなってしまって、なんか変な空気が流れてしまった。
「ごめんごめん、冗談冗談。」
そう俺が言うと、常盤さんは茂木に対してしていたみたいな本気の顔をして、
「それは、私はタイプじゃないってこと?」
と聞いてくるもんだから。そうでは無いと、いや、あの、としどろもどろになってしまった。なんで俺は気づいたら尋問みたいな感じになっているんだ。軽い気持ちで女子をからかうのは良くないなと改めて感じた俺なのであった。




