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王将、学園を見学する①

ピンポーン。


「あっ、おはようあおと君。制服?久しぶりに見たけど似合っているわ。和人さんなら書斎にいるわよ。」


「おはようございます。清子さん。ありがとうございます。久しぶりに来たんですがサイズがピッタリで良かったです。すいません。おじゃまします。」


俺は、清子さんに挨拶して書斎へと向かう。

久しぶりに中学の時の制服を来たのだが、本当にサイズがピッタリで良かった、でも、サイズがピッタリだったと言うことはそれだけ成長していないと言うことだと思うと少し悔しい気もする。もうすぐ書斎だと言うところでなんだか師匠が誰かと話している声がする。誰かいるのだろうか?


「おっ、来たかあおと、おはよう。紹介しようこの方は、星翔学園の学園長をされている相田冬子あいだとうこさんだ。」


書斎へと着くと師匠がそう言って隣にいる女性を紹介してくれて、黒髪のロングで、黒いジーンズを履いている、とてもしっかりしている人だと見ただけでわかる。


「ご紹介に預かりました。相田冬子です。武田さんが仰られた通り、私立星翔学園の学園長をしております。初めましてあおと君!いいえ、タイトル獲得おめでとうございます、森内王将。実は、森内王将がプロになった時からファンでお顔を拝見できて本当に光栄です!!」


見た目は凄いしっかりした人なのに凄くハッチャケていて、まるでギャルのようだ。


「はっ!、ごほんっ、すいません。少しハッチャケすぎてしまいました、申し訳ありません。憧れの森内王将にお会いできて、興奮してしまいまして。」


「いえいえ、大丈夫ですよ。少しびっくりしましたが、素顔を見られて残念がられず良かったです。」

こんなに自分に会って喜んで貰えるのは新鮮で嬉しい。


「そんな!、とっても素敵なお顔だと思います。はっきり言ってカッコイイと思います!。」


「ありがとうございます。」

お世辞で言っているんだろうが素直にカッコイイと言って貰えるのは嬉しいものだ。


「うーん、なんだか私の気持ちがあまり伝わっていないようですが......」


「まぁまぁ、1度落ち着いて、本題に入った方がよろしいのでは?」

師匠が見かねて話を切り替えてくれた。


「あぁー、そうですね。私としたことが申し訳ありません。それでは早速、森内王将にはまず我が学園を見ていただきながら学園のシステムについてご説明させていただけたらと思います。」


「システムですか?」


「はい、システムです。我が学園はほかの高校と違い中々特殊なところが沢山ございます。」


「ほかの高校と違う?」

それは中々ワクワクするかもしれない、あまり高校に行くことには乗り気ではないが、他と違うというのは気になってしまう。


「はい、きっと気に入ってくれると思います。」


そう言った、学園長の笑顔は本当に自分の学園が好きなんだと言う思いが溢れているいい笑顔だった。


「それではどうぞ一緒に向かいましょう。」


「行ってきなさいあおと。私は留守番しているから、しっかり見てくるのだよ?」


「はい、師匠」


そう言って俺は、学園長と一緒に星翔学園へと向かうことになった。


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