表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/78

あの人。

さらさらとした黒い髪をなびかして、モデルのように

綺麗な姿勢でこちらに向かって歩いてくる人影が。

彼女の名は東堂深雪。驚くほど白い肌に外国の血を

引いているかのように整った顔。瞳はつり目で少し

きつい感じを出しているが、逆にそれが良いという

ファンが耐えない。若々しく10代のようにも見える

彼女だが、20年以上将棋会を引っ張ってくれている

俺の大先輩であり、史上初の中学1年生の女性棋士

であり、現女流7冠の、将棋界の生きる伝説、

東堂深雪だ。

「おはよう。」

彼女は声も若々しく本当に30歳を超えているのか

疑わしい。まー、年齢の話をすると深雪さんは

めちゃくちゃ怒るのでそれはタブーだが、

「おはようございます。深雪さん。今日も

お願いします。」


「ええ、こちらこそお願い。何か考え事をしていた

みたいだけれど仕事に影響出しちゃダメよ。

どうせ将棋のことではないでしょう?」

どうやら遠くから俺の事を見ていたようで

俺が考えていることに気づかれていたみたいだ。

優しくお母さんのように話しかけてくれる深雪さん

には本当に頭が上がらない。深雪さんにはタイトル

を取る前に俺が決定戦に勝って、タイトル挑戦権を

手に入れた時にどのような気持ちの持ちようで

タイトルに挑戦したら良いのかだったり、気をつける

べきことはなんなのか?など、タイトル戦を何十回

も経験している深雪さんにだからこそ聞けることを

沢山聞かしていただいた。深雪さんは俺がどんなに失礼なことを言っても笑って許してくれる。

(何度も言うが年齢の話だけはタブー)

そんな深雪さんにはお世話になってばかりだ。よし!

注意もされたことだししっかりと仕事を頑張ら

なければ。俺は改めて気合いを入れてラジオの

収録に励んだのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ