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冬子さん。

相澤さんの話を聞いて帰ったあと、俺はもう一度

学校に戻ることにした。しかも、人がいる時間帯では

なく誰もいない夜の時間帯にだ。うん?、なんで俺が

そんな時間に学校に来ているのかってそれは簡単な

話だ。その答えは俺の目の前にある!。

校舎の奥に入ってあるそこにはデカデカと学園長室。

と書いてある。

俺は考えた。相澤さんのことやそれ関連のことを

別の視点から知りたいが俺にはそれを探す能力も

時間もない。ならばどうするのか、1番知っていそうな人に聞く、それが1番早いと言うことに。そう。

その人とはズバリこの学園の学園長である冬子さんだ!!。

「どうしたの?碧斗君?突然今学園長室にいますか?なんてLINEもらったからビックリしちゃったけど

学園長室に入って来てから急になんかぼーとしだ

したからさらにびっくりしちゃったわよ。」


「すみません。必要なことだったんですよ。」


「そう、ならいいけど。」

しぶしぶと言った感じで冬子さんが引き下がる。

「まっ、それは置いておいて、どうしたの?

何か私に聞きたいことでもあった?」


「はい。単刀直入にお伺いします。今、俺のクラス

で起きている出来事について、いや、相澤咲の件に

ついて何か知っていることはありますか?」


「知ってるわよ。全て。何もかもね。」

妖艶に目を光らせて淡々と言う冬子さん。

やっぱり思った通りだ。冬子さんはこの学園を

心から愛してる。そんな人がこの学園で起きて

いることに無関心なわけが無い。俺は自分の

予想が当たったことに喜び元気な声で続ける。


「なら、そのことについて教えて下さい。」


「ダメよ。」


「えっ!な、なんでですか?」


はっ、おかしい俺の予想だったら冬子さんだったら

すぐに教えてくれると思ったのに。どうしよう。

交渉材料何も無いぞ、えっとー、えっと、、、


焦る俺を見て少し笑って冬子さんが続けて言う


「だって、それは面白く無いもの。」

「面白くない?」

何を言っているんだこの人は、そんな俺の疑問とは

裏腹に面白そうに冬子さんは、


「そう。面白くない、自分で探して見つけて

みなさい。それは碧斗君がここに、この学園に来た

意味に繋がるはずだから。」


そういう冬子さんの目は俺の記憶に残る俺に

将棋を教えてくれている時のおじいちゃんの瞳に

似ていた。

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