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相澤さん④

常磐さんに呼ばれて入った教室の中には、やつれた

相澤さんが。相澤さんがいた事にも驚いたが、それ

以上にやっぱりその姿に驚いた。頬は痩せて、目元

にはしっかり隈も見える。元々細くて小さな身体は

もっと小さくなり(もちろん実際に小さくなった

訳ではなくそう見えるという意味だが。)今にも

消えて無くなってしまいそうに感じる程だ。

「相澤さん。大丈夫ですか?」

大丈夫なはずないがそんな言葉しか出てこなかった。


それなのに相澤さんは軽く微笑んで

「大丈夫ですありがとう。」

と一言。これではい。そうですか、と言えるほど俺は

バカではないので、今すぐにでも保健室に連れて

行こうかと思った。もちろん。俺には相澤さんの

体調を心配する権利もないし、そんなに仲が良い

訳でもないが、自分には関係ないと切り捨てたのは

自分の方なのだから。

そんな俺の心情を悟ってか、


「無理はしなくて良いのよ。相澤さん。さっき

説明したと思うけど森内くんはちゃんとあなたの

ことをわかっているわ。」


と常磐さんが相澤さんに優しく寄り添ってくれて

いた。それにしても、一体なんの事だか分からないが

何か常磐さんが相澤さんに言ったのだろうか。


「うん。それは分かっているんだけど、やっぱり

怖くて......」



相澤さんは何かを思い出しながらも言葉を一緒懸命

紡ごうとしているのだろう。相澤さんの言葉を

待ちつつ


「ごめんなさいね。森内くん急に呼んでしまって、

私も思っていたより物事が急に進むもんだから

驚いてしまったわ。」

と、常磐さんが言う。物事が急に?、一体

どうゆう事だ。そんな俺の表情を読み取ったように

常磐さんが

「さっ、相澤さん自分の言葉で事の顛末を説明

してみて、ゆっくりでいいから、詰まったら

私が代わりに説明するからね?」

と相澤さんの身体をさすり、相澤さんがゆっくり

ながらも丁寧にどうしてこうなったのかを話して

くれた。



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