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【伝心日記1】ナツキ・エトワール~アルカ様は凄い~~

 アルカ様は凄い。

 私をこんなに、嬉しくさせる。



 アルカ様は凄い。

 私をこんなに、悲しくさせる。



 アルカ様は凄い。

 私をこんなに、ドキドキさせる————。





 こうして傍に居るだけで、自然と心が満たされる。

 満たされたあと、溢れ出る。溢れて零れて止まらない。

 私のことを見て欲しい。私をもっと知って欲しい。

 他の全てが、後回しになる……こんな女は、嫌ですか?


 あなたが隣に居なくたって、横顔だけで満たされる。

 この先ずっと、そのままで。私と皆の真ん中で。

 あなたが居るから嬉しくて。あなたがいるから悲しくて。

 これからどこへ行くんだっていい……私も置いてくれるのなら。


 全てがいつか嫌になって、走るの止めて止まりそうになっても。

 私をきっと見つけ出して、自分が何か、教えてくれる。

 そんなあなたを、支えていきたい……捨てられたって着いて行くの。


 あなたがどれだけ傷ついて、道に迷って倒れそうになっても。

 必ず助けに行くからね。どんなに遠く離れてても。

 神様お願い一つだけ聞いて……私とあの人を繋げてよ。


 私が一番じゃなくていい。

 終わるはずだったこの命。やっと始まったこの命。

 本当に全てあなたに捧げる。そういうことに、決めてるの。




19話

 アルカ様の隣に来ちゃった! 大丈夫かな? 嫌そうじゃないよね? それにしてもおつうちゃん早すぎだよぉ~……。いつか私も膝の上(そこ)に——無理無理! 恥ずかし。

 アイネさん、ロマンチック~! って、違うのぉ~? なんか残念。

 あちゃー。アルカ様の天然……というか鈍感は本物ですね。これは人の心を推し量る練習が必要では? ほら、私をもっとよく見て? 何を考えてるのかわかるまで、ずっと見てていいんですよっ。 



20話

 えっ? 綺麗になれる湖!? それは行きましょう! 行かないとね!

 スタークさんナイスです! たまにはいい仕事しますねっ。サイズもピッタリ——って、あれ? どうして?

 そんなことよりアルカ様……どうですか? 似合ってますか? こんな感じ……かな?

 きゃー! やったー! 可愛いって! あはっ、やったぁ。



21話

 あはっ。アルカ様が食べてくれるって思うだけで、いつもよりお料理が楽しい。

 喜んでくれるかな? いつも美味しいって言ってくれるの、本当に嬉しいの。  



22話

 料理は美味しく出来ました。9割はアルカ様のために作りました。でもアルカ様が消えました。

 斥候が戻ってきました。信じたくはないですが、裏切りの匂いがしました。

 とりあえず、主犯を拘束しました。



23話

 三人とも、否定しませんでした。悲しいです。でも、発見もありました。アルカ様も……やっぱり男の子だったんですね? そういうの、興味ないんだと思ってました。それならそれで、私も今後は選択肢が増えちゃいます。

 私は、今回の事件を悲しむだけでなく、今後に生かしたいと思います。今日のところはこれで示談としますが、受けた傷はいつか必ず、必ずお返ししますね。私の覚悟と、想いを持って~ナツキ・エトワール~



24話

 姫カットだって! なんか憧れちゃうなぁ~。 私もやってみようかな? アルカ様、気に入ってくれるかな?

 なんか部隊登録の話になってるけど、私はメイドでいいのかな? あはっ。お任せあれですが、アルカ様専属みたいになっちゃったら皆さんごめんなさいっ。

 


25話

 部隊の名前はさっさと決めちゃって、メイドの件を確定させたいです! 既成事実オーライっ! あら? アテナさんがまた何かお怒りのご様子……あはっ、いつものことだからいっか。

 隊長はもちろんアルカ様で! だって私が着いていくのは、アルカ様だもん。

 えーと何々……伝心、ですか。もしかしてこれって、メイドはお預けってこと!? うーん……いいや、勝手に兼任しよっ。戦場ではおつうちゃんと一緒ね、よろしくねっ。

 隊旗のデザイン、アルカ様のあの感じ……もしかしてちょっと気に入ってくれてる——っぽい? あはっ。 やった! やったー!

 


26話

 ——えっ? アルカ様? どういうことですか? メイドはダメなのに、秘書はいいんですか?

 私が全部やりますので! だからそのおっぱいおばけをそれ以上むやみに近づけるのはやめてください! 絶対良くないことが起きます! 嫌な予感がするんです! お願い、やめて……うわああああん。

 アルカ様、行くんですね……。本当は、危ないことはしないで欲しい。でも、わかってます。ここで止めるような女じゃ、一緒には居れないですよね。わかりました、その代わり全力でサポートさせてください! ——って、これってずっと繋がってられる大義名分が出来たってこと? ……きゃー! 伝心さいこー! えっ? メイド? 何の話?



27話

 ダメ、ダメだってわかってるのに……あーもう! 気を抜くと頬が緩んじゃう。この時間だけは、アルカ様と二人っきりの時間だなんて。

 きゃー! 森が! 凄い……軍人さんって、皆あんなことが出来るの? アルカ様が凄いだけ? そうだよね?

 皆で協力して、一つのことを成し遂げる……いいな、こういうの本当にいい。私はあそこにはいないけど、こうして何かの役に立ててる。嬉しい。

 えっ? アテナさんが倒れて……あれ、私もなんか力が入らない——。アルカ様……そこは危ないです、逃げてください! アル——。



28話

 あれからアルカ様に繋がらない。どうしよう……。 アテナさんも倒れてるし、向こうの状況がわからない。 このままじゃ……もしアルカ様の身に何かあったら……私————!

 チャンさん、スタークさん! 無事だったんですね! 良かった……。肩に担いでるのは……もしかしてこの人がピンクレディー?

 物凄く慌てた様子で、チャンさんがまた戦場に出て行った。お願い、アルカ様を助けて!



29話

広域伝心(エリアス)》が微かに聞こえる……迎撃に……成功……? ハルメニアは撤退? 戦闘が終わったみたい! スタークさん馬車を出して! 早くアルカ様を迎えに行かないと!



30話

 あれは……見つけたっ! アルカ様! 無事だったんですね、良かった……やばい、泣きそう。

 あれがアイネ・ルージュ……うーん、姫カット、私には似合わないかも。やめとこっ。早く帰って来てくださいね、アルカ様っ。

 ——あれっ? アテナさんは? 出ていっちゃったみたいだけど、大丈夫なのかな?



31話

 むうぅぅ。まーたおつうちゃんが一番乗りしてる。いいなぁ! 私も頑張ったのになぁ!

 へー、ピンクレディー(このひと)もアズリア人なんだ。でも良かった。血相変えて助けに行ったからちょっと不安だったけど、アルカ様のこの人への扱いを見るに、そういうわけじゃなさそう。いつもと全然違うもん。

 今度はオルカスタへ行くんだ? りょーかいですっ。

 私はどこでも大丈夫、アルカ様と一緒なら。

 

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