プロローグ
俺は、現役の高校2年の神城 洵。
もともとは、県立高校の生徒だったが、親の都合で私立城明学園高校への転校が決まった。
「私立城明学園高校かぁ〜前の学校いまいちだったからなぁ〜はぁ〜。」
次の学校である私立城明学園高校では、あまり上手くやっていける気がしないのだが、これはもう慣れている。しかし、転校先である城明市には、最近妙な現象が起きると噂されていた。だが俺は、そんな事も気にせず転校先である城明市に向かっていた。
後に、その噂が原因で俺は災難に遭うことなど想像もしていなかった。
俺は、その日の夜に転校先である城明市に着いた。
辺りは殆ど真っ暗で空には薄く光る月が有るだけで、本当に静かだった。
俺は、
「本当に静かで良い街だな、これならもしかしたら素敵な出会いがあるかも!」俺は、もの凄く浮かれていた。と、その時何か上で誰かに見られている気配がして、上を見てみたが誰も居ないと思い家に入った。
「あれがそうなのね。楽しいゲームが出来そうね。明日が楽しみだわ!神城 洵君。」
そう言って謎の人影は月に消えていった。
明日からは、城明学園高校への最初の登校だ、気合いを入れて明日に備える事にした。
その日の夢で不思議な夢を見た。
何やら町並みが見えるが人一人として居なく、そして何より月と空がとても赤いのだ。そしてよく見てみると、向こうに何か有るのだが暗くてよく見えなく見ようと思い、走ろうとした瞬間夢から覚め朝だと気付く。
そして、
「あの夢は何だったんだろう?」
疑問を抱きつつ、台所に行くのだった。
しかし、後に俺はあの世界を実際に体験するとは、誰も思わなかったのである。