少年の僕
ほんのもう少しすれば
少年の僕はいなくなる
何も考えず校舎を走り回ったあの頃
老いても笑いあえるはずだと信じた
それは望みであって約束ではないと
今は見渡してもその姿は見つけられない
心は一日で満杯になり
人を思いやれる余裕もなければ
己を考える力もない
苦々しい思いが満ちて
楽しかった思い出が消えていく
なんて毎日が痛々しいんだ
僕は僕であるはずなのに
何かが変わっていこうとしている
少年の僕よ
行ってしまうな
いつまでもこの僕の中にいてくれ
ほんのもう少しすれば
少年の僕はいなくなる
何も考えず校舎を走り回ったあの頃
老いても笑いあえるはずだと信じた
それは望みであって約束ではないと
今は見渡してもその姿は見つけられない
心は一日で満杯になり
人を思いやれる余裕もなければ
己を考える力もない
苦々しい思いが満ちて
楽しかった思い出が消えていく
なんて毎日が痛々しいんだ
僕は僕であるはずなのに
何かが変わっていこうとしている
少年の僕よ
行ってしまうな
いつまでもこの僕の中にいてくれ
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