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海を歌う愉快な黒板

少年の僕

作者: 海之本

ほんのもう少しすれば


少年の僕はいなくなる


何も考えず校舎を走り回ったあの頃


老いても笑いあえるはずだと信じた


それは望みであって約束ではないと


今は見渡してもその姿は見つけられない


心は一日で満杯になり


人を思いやれる余裕もなければ


己を考える力もない


苦々しい思いが満ちて


楽しかった思い出が消えていく


なんて毎日が痛々しいんだ


僕は僕であるはずなのに


何かが変わっていこうとしている


少年の僕よ


行ってしまうな


いつまでもこの僕の中にいてくれ

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― 新着の感想 ―
[良い点] 少年が大人になる過程の苦しさが良く伝わってきました。 大人になっても少年の心を持つのは大事ですが、中々難しいですね。成長過程で失われてしまう部分もあるのかなと思いました。
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