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《 第五・五話・其の二 》

      《 五・五話・其の二 》



 さらさらと音を立てて、何かが落ちていく。

 水――? 

 では、ない。

 砂――?

 でも、ない。

 風――?

 とも違う。

 けれど、その音は耳の奥で絶え間なく流れ続けていく。

 とめどなく繰り返される、喪失。

 どんなに願っても、戻ることのない何か。

 それは、時間か。

 それとも、記憶か。

 はたまた、絆、なのか。

 それが、とても大事なものだということだけはわかるのに、それが何なのか、思い出せない。わからない。


(……きっと、なくしてはいけないものなのに…)


 どんなに考えても、思い出せない。

 だから、こんなにも哀しくて、寂しい。胸がチクチクと痛んで――心が、苦しい。

 喪失の悪夢から逃げるように、少女は、ぱちりと目を開けた。

 開けた――つもりだった。

 けれど、視界に広がっていたのは、瞼を閉じているときと同じ、暗闇だけ。

 自分は、本当に目覚めているのだろうか?

 それとも、まだ、眠っているのか……?

 考えて、ふと笑みが漏れる。


(……ああ、そうでした…)


 ここは、世界の果てに忘れさられた、黒い古城。

 深い闇に呑まれた、広くて暗い城内の一室。

 少女は、物心のつくずっと前から、そこにいた。

 光のない、世界。虚無の、住処。

 声も涙も笑顔も、ここでは無意味だった。

 何もかもが闇に呑まれて、意味を失ってしまうから――だから、少女は何も考えず、何も感じない。それが、普通のことだと思っていた。


(…あの子たちは、どうしたのでしょう?)


 ぼんやりと記憶に残る、城にいた最後の住人たちを思い出す。

 金の髪の少女と青年。彼らは、これまでの住人と少しばかり違っていた。

 少女は、寂しい哀しいと泣き続け、己の運命を嘆いても――一度として、世界を呪うことはなかった。

 青年は、これまでの住人たちと同じように、世界の破滅を願っていた。己と妹の不遇に怒り、運命を恨んだ。しかし、妹の優しさに感化されたのか、次第に呪いの言葉を吐かなくなった。

 二人は、とても仲良しのようだった。いつも一緒で、何をするにも二人で力を合わせて――…けれど、彼らは、気づかなかった。暗く陰気な城のなかに、自分たち以外の誰かがいることを。はるか昔――城の完成と共に生き続けている、囚われの少女がいることを…。

 少女は、じっと静かに、二人を見つめていた。

 何もない、空っぽの心を抱えて。

 金の髪の兄妹が来て、どれくらい経っただろうか。二人は、これまでの住人と同じように、外の世界へと出て行ってしまった。

 そして――一人残された少女は、ある異変に気づいた。

 少女の知る限り、城の住人である二人が出て行ったら、すぐさま、外へ通じる分厚い扉が閉まるはずだった。まるで、少女に光を与えないようにするかの如く――。それなのに、そのときは違っていた。扉が完全には閉まらなかったのだ。

 その三十センチほどの隙間から、少女は見てしまった。

 目が潰れそうなほど、眩しく輝く世界を。

 闇とは正反対の、明るく希望に満ちた世界を。

 その瞬間、空っぽの心に欲望が生まれた。

 外に飛び出したいという強い衝動に背中を押されるようにして、少女は、一歩、また一歩と、足を動かせた。

 身体を覆う、漆黒の闇。

 自分の身体の一部となった暗闇のローブを脱ぎ捨てて、少女は、勢いよく眩しい白の世界へと飛び出した。

 胸はいつになく高鳴り、身体が緊張と期待で震えた。

 しかし、外に飛び出した瞬間――少女は、恐ろしい体験をした。

 美しく見えた光は、容赦なく少女の身体を焼き、優しく吹く風は、その黒い肌を無残に切り刻んだのだ。

 慌てて城に戻った少女は、痛みと恐怖で、わけもわからず泣き叫んだ。


(……どうして、外の世界は私を拒むのでしょうか…?)


 光の世界は、闇の少女を拒絶する。

 けれど、少女は、恐れながらも――光に、憧れを抱いた。

 光は、痛みと恐怖を少女に与え、容赦なく傷つける。もう、二度と出たくないと思うほどに、外の世界は残酷だということを教えてくれる。

 それでも、少女は開け放たれた扉の先に希望を見た。儚い夢を、見た。


(……ああ、光の世界は、何と生命に溢れた場所なのでしょうか)


 鳥が鳴き、木の葉がさざめき、どこからともなく、子供たちの楽しげな笑い声が響いてくる。

 これまで、孤独という感覚を知らなかった少女は、初めて自分が寂しい女の子なのだということを自覚した。


(……ああ、私もあの場所へ行けたなら、どんなに素敵でしょうか…)


 想えば想うほど、焦がれてしまう。

 あの肌を焼く痛みも、皮膚を切り刻まれるあの恐怖も。

 胸に生まれた強烈な羨望には、敵わない。

 少女は、勇気を振り絞って、二度目の外出を試みた。

 今度は、真っ黒な闇のマントを身に纏い、地上を照らす魔法の光を自らの闇魔法で消しながら、いずこかの森に入った。

 そこは木の葉が生い茂っていて、頭上に浮かんだ魔法の光も届かない。

 ほっとした。闇は、少女を守ってくれる。優しく、包み込んでくれる。

 肌の一部を焼かれ、露出していた頬と手、足はずたずたに切られてしまったけれど――少女が痛みに泣くことはなかった。それどころか――。

「……ふふ、ふふふ」

 少女の唇は、自然に笑っていた。

 外の世界は、自分の知っている暗闇の城よりもずっと広くて、過酷だった。ここには、味方なんて、どこにもいない。ところどころに現れる闇だけが、心と身体を癒してくれる。日陰だけが、この世界における少女の居場所だった。それでも――少女は、嬉しくてたまらなかった。まるで、鎖から解き放たれた獣のような開放感が、胸を占めていた。どうしようもなく、心が高揚して、笑いがとまらない。

「ふふふ、は、ははははっ」

 その声は、次第に大きくなり――思いがけず、人を引き寄せた。

 がさり、と草の茂みを掻き分けるような音がして、少女は思わず身をすくめた。勇気を出して、恐る恐る振り返ってみると、そこには、一人の女の子が立っていた。

挿絵(By みてみん)

「……あなた、どなた?」

 鮮やかな青紫色の髪に赤い瞳の幼い娘は、たどたどしい口調で訊いた。

「…え? 私は……」

 上目遣いにこちらを窺う大きな瞳を見つめ、少女は黙りこんだ。


(……私は……誰、なのでしょうか?)


 これまで、ずっと城に住んでいた。いつからか、気づいたときには城のなかにいて、何度も住人が入れ替わっていくのを見守ってきた。しかし、その誰もが少女の存在に気づくことはなかった。それなのに――目の前の子どもは、はっきりとこちらを見て、質問してくる。

「…あなたは、だあれ? おかあさまのおともだち? それとも、おとうさまの? もしかして、おにいさまのおともだち?」

 一生懸命訊かれても、何も答えられない。

 正しい回答が、まったく頭に浮かんでこなかったのだ。

「…どうしたの? あたま、いたいの? いっぱい、けがしてる。おくすり、もらってきましょうか?」

 まだ小さいのに、精一杯気遣ってくる女の子を見つめ、少女はようやく口を開いた。

「……違います。私は…ずっと独りで、名前を呼んでくれる人がいなかったから…名前が、わからないのです」

 その言葉に、青紫色の髪の娘は目をパチパチさせた。

「…なまえがないの? かわいそうなひと。だったら、メアがなまえをつけてあげる。かわいいなまえ、つけてあげるね」

「……私の、名前…?」

 茫然とした。

 自分に名前をくれる人がいるなんて、思わなかった。

 小さな手が、傷だらけの少女の手を優しく包みこむ。そこから、温かな熱が伝わってきた。

 手を握られている。たったそれだけのことに胸が熱くなって、涙が零れそうになった。

「…かわいい、なまえ……。なんにしよう。あ、ねえ、メアのおにんぎょうとおんなじなのでもいい?」

 しばらく考えて、幼い娘がくれた名前は――。

「ララリック! きれいでかわいいなまえでしょう? いちばんのおきにいりなのよ」

 娘が微笑み、少女は――名前を、与えられた。

 それからというもの、どういうわけか、光の世界はララリックを拒まなくなった。

 幼い少女・メアは、闇を好むララリックのために小さな秘密の小屋をつくってくれて、二人は、よくそこで遊ぶようになった。

 メアは、よく笑う女の子で――ときどき、メアと一緒にやってくる、同じ髪の色の男の子は、そんなメアとは対照的に、どこか物憂げな雰囲気を纏っていた。


(……あの男の子は、誰、だったでしょうか…?)


 思い出せない。

 メアと一緒にいた、少年。

 いつからか、三人で遊ぶようになって――いつの間にか、メアとララリックの二人になって――…そして、今、ララリックは独りぼっち。けれど、メアは……気づけば、見知らぬ少女と共にいた。異世界から来た、不思議な魅力を持つ少女…。


(………あれは、誰なのでしょうか…?)


 メアの隣で笑う、あの娘は――…かつての、自分のような、あの娘は……。


(……いけませんね。記憶がまだ混濁しているようです…)


 過去と現在の区別が曖昧になっている。

 ララリックは、頭を振った。

 メアと縁が切れてからというもの、どうにも記憶がこんがらがっている。過去と現在が入り混じって、何が現実なのかわからなくなっている。


(…確かなのは、私はメアと離れ離れになってしまったということ)


 そして、いつからか、かつてのように深い闇のなかでまどろみ続けていたらしいということ。

 しかし――少しずつ、思い出してきた。意識が、じわじわと輪郭をもってきて、ララリックの記憶を呼び覚ます。


(……確か、私は…メアに……別れを告げられて…)


 メアとの決別の瞬間――それは、ララリックが一度、死んだ瞬間でもあった。

 ララリックは、闇の娘。魔王城に囚われた、黒き姫。その正体は、世界中に飛び散った悪意の塊、悪鬼を統べる王。魔王となった人々は、ララリックを外に出さないために看守のような役割を担っている。世界が血にまみれ、一定以上の悪意、殺意が充満し始めると、悪鬼たちが活気づいて自らの王を呼び寄せる。王が外に出れば、世界は猛スピードで破滅への道を突き進んでいく。それを阻止すべく、魔王は絶大な力で戦いに終止符を打ち、再び魔王城へと戻り、看守の任に就く。すべては、世界を滅ぼす悪鬼の王を外に出さないために。世界を守り、維持し続けていくために――。しかし、そのシステムは完全とはいえなかった。魔王城の内部、光の届かぬ深い闇のなかでは、光の世界に生きる者たちが正気を保つのは困難だったからだ。そのため、精神が破壊される前に、新たな魔王を立てなくてはならなくなった。そう考えると、メアが魔王候補に選ばれたのは、必然といえた。唯一、ララリックを魔王城に連れ戻せる立場にいたからだ。しかし、ララリックの正体に気づいた彼女は、新たな魔王となってララリックを城に連れ戻す役目を拒み、別の手段をとった。

 ――その小さな手で、ララリックを殺したのだ。

 悪鬼の王が――ララリックがいなくなれば、世界は永久に守られる。友達も家族も、みんな幸せになれる。そう信じて、彼女は罪を犯した。息の根をとめ、肉体を焼き尽くし――…それでも、ララリックの魂までは滅ぼせなかった。そして、皮肉にも、ララリックが自らの正体と使命を知ったのは、メアに殺された直後だったのである。

 殺されても、死ぬことのない意識。

 闇のあちこちに散らばる、悪意。無数の意識が――悪鬼たちを通して自分に繋がっていることに気づいた。


(…残念だけれど、メア。私は、世界中に蔓延る悪鬼たちが生きている以上、死ぬことはないのです)


 悪鬼と呼ばれる存在。それは、世界に溢れる悪意や恐怖、死の気配といったものを糧に成長し、世界に災いを呼ぶもの。その存在は、何があろうとも善へと傾くことはなく、ひたすら、滅びの道へ人々を誘う。人を不幸にすることはあっても、決して幸せにすることはない、呪われた存在。肉体を失ってもララリックが生き延びられたのは、手近にいた悪鬼たちを食らい、吸収することで存在を保つことができたからだ。

 メアは、そんなララリックの破滅の力を恐れ、人知れずそれを葬ったが――聡明な彼女は、すぐに気づいてしまった。

 この世界に意思を持った存在がいなくならない限り、悪鬼は生き続けることを。

 どうやっても、悪鬼の王・ララリックを消し去ることはできないのだと。

 そこで、メアは、苦肉の策をとった。悪鬼の王・ララリックの記憶を封じ、深い眠りへと堕とすことで、束の間の平和を世界にもたらしたのだ。

 ララリックを目覚めさせるための唯一の手段は、その名を呼ぶこと。そして、その名を知っているのは、メアと、彼女の友達らしき少年の二人だけ。しかし、少年は、いつの間にか消えてしまった。よって、メアだけが、眠るララリックを起こせるただ一人の人物のはずだった。


(……何故、竜族の彼が、私の名を知っていたのでしょうか?)


 その謎は、どうやっても解けそうにないが――そんなことは、些細な問題だ。

 何はともあれ、ララリックは、再び、帰って来た。

 この世界に。

 メアのいる、この舞台に。

 そして、今――ララリックは、光の世界で表舞台に立とうとしていた。

 それは、一体、何のためか――?


(…もちろん、私の願いを叶えるため)


 世界を滅びへと導くこと。それは、悪鬼の王たるララリックの本能。

 それに加えて、もう一つ。こちらが、本命の願い。


(……メア。貴女ともう一度やり直すために…)


 それは、悪鬼の王としてではなく、ララリック個人の夢だった。それを実現させるには、どうすればいいのか。そして、何故、メアが自分を拒んだのか。考えた末に、ララリックは一つの答えを得た。

 それは、この世界に多くの人々が生きているせいだ、ということ。

 彼らを守るために、彼女は、悪鬼の王であるララリックを殺した。泣きながら、後悔と悲痛に心を引き裂かれながら、友達を手にかけた。それは、世界を守る魔王になるべき存在である彼女に課せられた、宿命の力――悪鬼の王を封じなくてはいけないという使命感に逆らえなかったためだろうと思われる。それならば、いっそ、世界ごと、その運命を壊してしまえばいい。守るべき者がいなくなれば、メアがララリックを拒む理由はなくなり、晴れて自由の身になれる。二人は、誰に邪魔されることなく幸せになれるのだ。かつて、互いに手を取り微笑みを交わした、あの頃に戻れるのだ。


(…運命なんてものは、必要ないのです)


 ララリックを殺すとき――メアは、泣いていた。ごめんなさいと何度も言って、ずっと泣き続けていた。

 あの涙はとても熱くて――優しかった。

 だから、メアの行為を恨んだりはしていない。殺されたからといって、メアとの友情が失われたとも思っていない。彼女はただ、操られていただけなのだ。抗うことができなかっただけなのだ。世界から与えられた、次期魔王としての残酷な運命に。


(……メア。貴女は、この世界に囚われているのです。かつての私のように――)


 何もわからず、魔王城に囚われていた、哀れな闇の姫・ララリック。

 この世界を滅ぼさないために行動することを義務づけられた、次期魔王候補・メア。

 その身に与えられた使命に、自由意思など存在しない。


(…可哀想なメア。ですが、安心してください。私が、そんな貴女を救ってあげましょう)


 大事な友達のために、何かができる。

 その喜びは、ララリックの心に、かつてない幸福感と興奮をもたらせた。

 この世界がなくなれば、メアは何にも縛られずに生きていける。幸せになれる。その妄想が、ララリックを突き動かす原動力になっていた。

 メア以外のすべてを壊す。

 そのために、何をしなくてはいけないのか。

 ララリックは、世界に散らばる悪鬼たちを使役し、ありとあらゆる情報を得て、それらを元にどうすべきか悩んだ。

 世界を壊すことを最終目標にしている以上、まずは、それを阻む敵を葬らなくてはならない。

 まずは、現魔王。これは、とりあえず後回しにしてもいいだろう。あの優しすぎる少女にできることは、せいぜい、自分の周りの人々を守ることくらいだ。この世界のすべてを守りきるだけの力なんてない。何より、魔王を殺せるのは、魔王候補であるメアだけだ。どうにか彼女を説得して魔王を殺してもらう必要があるが――メアの性格上かなり難しいと思われるので、よく作戦を練る必要がある。

 次に、メアの周囲の者ども。これは、なるべく早く始末しなくてはいけない。


(……メアが危険にさらされるとすれば、おそらく、誰かを助けようとするときでしょうから)


 世界が乱れ、混沌に呑み込まれていけば、メアはその身を削ってでも周囲にいる人々を救おうとするだろう。世間の悪評とは違い、本当は、メアが非情な娘ではないことをララリックは知っている。それだけに、守るべき者がいるという状況は、メアを破滅させかねない危険をはらんでいる。特に、彼女が想いを寄せているらしい異世界の少女。あれは、危険だ。ララリックの勘では、もし、メアが生命を落とすとすれば、彼女を守ってのことだろうと想像がつくだけに、軽く見ていい相手ではない。

 メアの死。それだけは、絶対に避けなければ――。


(……けれど、あの娘が死ねばメアが泣いてしまうかもしれません…)


 メアが泣く。これもまた、避けたい事態だ。

 となれば、ララリックにできることは一つ。

 取り憑くことで、あの異世界の娘を守り、生かすこと。ララリックは肉体を得られるし、メアは泣かないですむ。これは、一石二鳥の名案だ。採用することにしよう。

 では、メアとあの娘以外を葬るにはどうすればいいか。

 一番手っ取り早いのは、戦争を起こすこと。それに巻き込まれれば、いくら手練てだれの戦士でも、ただではすまない。メアの雇った者たちは優秀だが、実戦経験がある者は少ないため、戦場で生き残れるのは一握りだろう。事故死ならば、メアの心も痛まないだろうし、こちらとしてもやりやすい。


(…人々を争わせることは、息をするより簡単ですから)


 仲間同士に疑念を抱かせること。溜まり溜まった不平不満を爆発させる因子を送り込む。それだけで、たいていの者は諍いを起こす。国同士の争いなど、もっと単純だ。相手の国の者を殺しまくればいい。それを他国からの攻撃だと思い込ませれば、それですんでしまうのだから――。


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