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転移魔術

今日私は早い時間に目を覚ました。

今日は魔術師様が来る日だ。


ワクワクが止まらない。急いで着替えると私はスキップをしながら食卓へ向かう。


朝ごはんを食べ終わると、軽くストレッチをして魔術師様を待った。


初めて会った魔術師様はThe・魔術師という感じのお爺様だった。


「ホッホッホ、君が転移魔術を覚えたいと言っていた令嬢かね?」


『はい、魔術師様。私が転移魔術を覚えたいと言った令嬢ですわ。今日はご指導ご鞭撻の程よろしくお願いしますわ』


私は全力で、優雅にカーテシーをして、にこりと笑った。


「可愛らしいお嬢様だ。とても転移魔法を使いたいと言ったようには見えんな。」


魔法と違って魔術は難しい点が多い。

わかりやすく言うと、魔法は想像力、魔術は読解力と規則性が必要になる。


魔法と比べてメリットが少ないように思えるかもしれないが、魔法は才能で開花しなければ使えない。


それに魔力量も結構必要になる。それに比べて魔術は魔力量が少なくて良いだけでなく構造さえ理解していれば誰でも使えるのだ。


ちなみに私は魔法はクリスから習っているので多少は使える。


いつかはドラゴンブレスなどの高威力の魔法を使ってみたいものである。


さて、無駄話が長くなったがそろそろ本題に戻ろう


『そんな事はございませんわ。私、楽しみにしておりましたのよ』


こうして私は魔術師様と転移魔術を使えるようになるべくひたすら勉強するのであった。


あれから3ヶ月、随分長かった。ちょこちょこ息抜きにクリスと良いサンドバッグを探しに行ったりもしたが基本的に魔術に打ち込み努力の末私は転移魔術を獲得した。


その後は転移魔術の距離を伸ばしていって王都から家まで問題なく移動できるようになるまでに成長した。


私、天才か?


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