母と娘の衝突
連載再開致します!!遅くなってしまい申し訳ございません。引き続き作品をお楽しみください
寝室のドアを開けるとそこにはお母様が座っていた。
「貴方、いつまでこんなふざけた遊びをするつもり?私をこれ以上怒らせないでちょうだい!」
遊びだと?私は全力でこの仕事に取り組んでいる。正直仕事を遊びと言われるのは心外だ。
『辞めるつもりはありませんわ、これから先私は冒険者業で生きていくつもりですもの』
「貴方、頭が弱くなったようね。もし大きな怪我をしたり歳で働けなくなったらどうするつもり?家に帰って来なさい。」
『嫌ですわ』
パチンと扇子の閉じる音が部屋に鳴り響いた。
「いい加減にしなさい。貴方は貴族の令嬢として生まれたのだから貴族の義務を果たしなさい。」
確かにお母様の言っている事はわかる。でも1度きりの人生を私は冒険者としての人生にしたいのだ。私は決心をしてお母様に頭を下げた。
『お母様の言うことは理解しました。怪我が心配だということ、老後の心配。全て考えた上で行動してますし資金も貯めています。どうか...お許しください...お願い致します。』
これが私に出来る精一杯だ。前世では両親と仲が良かったから今世でもそうありたい。しかしどうしても意見が合わないのであればそれもまた仕方がない。
お母様の意見も痛いほどわかる。冷たいように...厳しいように見えて捉え方を変えると心配してくれているようにも取れる。
私は冒険が好きだ。きっと貴族としては生きられない。前世が庶民だったからというのもあるがこれは私の性格の問題もある。これは変えられない。だからお母様にはそこも理解して欲しいのだけれど...中々難しいのかもしれない。
「....そうですか」
そう言うとお母様は部屋から出ていってしまった。
嫌われたかな...
そう思うと何故か胸の奥がチクチク痛んだ。
その晩夢を見た。懐かしい前世の夢だ。
前世の母親が最初私が剣道や柔道などを掛け持ちする事に猛反対した時の夢だ。結局沢山話し合って許可は貰えたが最終的にわかった事は母は私が頑張りすぎて体を壊さないか心配だったのだ...
前世では過労死してしまった。
親はきっと悲しんだだろうな...




