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朝のトレーニング

心地よい朝日がカーテンの隙間から差し込んで涼しい風の音と小鳥のさえずりが聞こえる...訳もなく、ダンベルを両手に持ちながら私は朝のトレーニングをしていた。昨日のうちに場所の案内をしてもらっていたので今日から使えるという騎士の訓練場に来ているのだ。今日から私は騎士の訓練をすると決めているのだ。姿勢を正し、剣を振って...


『魔法でも飛んでこないかな...』


というのもいつもはイースの作り出したドラゴンと戦っているので剣を振るだけの作業は正直言ってつまらないのだ。真剣に剣を振っているように振る舞いながら今日の朝食を考えていると


「おっと...こんな早い時間に先客が居るとは...」


誰だこの人、お貴族様か?


『おはようございます』


私はそう言って素振りを続けた。


「ねぇ、僕と模擬戦しない?君の期待に応えられるよに頑張るからさ」


ほぉ...私の期待に応えられる...か、いいじゃないか。私はこの手の人間は大好きだ。


私はコクりと頷くと素早く相手に距離を詰めた。しかしいとも簡単に交わされてしまった。

楽しい...彼は私がおそらく自分にやり方でやれば倒せるだろう。しかし、騎士としてならおそらく私よりも数段上の存在だ。私は全力で彼に向かって刃を向けた。しかし彼は私よりも明らかに強いのでそれも受け止められてしまった。


『そっちもかかっておいで??』


「へぇ、僕より下なのに随分威勢がいいんだね」


おっと、つい煽ってしまった。反省反省...でも相手が逃げてばかりじゃ面白くないのも事実、私は身構えた。すると凄いスピードで剣が飛んできた。私は思わずそれを蹴飛ばしてしまった。


「君、騎士じゃないでしょ?笑」


ギクッ....


『反射的に足が出てしまったけどそれだけで騎士かどうか君は判断するのかい?笑』


「確かにそうだね!」


そういうと彼は凄いスピードで間合いを詰めてきた。対人の戦闘はあまりした事がないので普通に負けた。首に剣を当てられてにこりと笑われた。悔しい...


『もう1回!』


ゴーン...ゴーン


同時に目覚ましの鐘の音が鳴った。


「今日はここまでだね、また機会があれば対戦しようね。新米騎士君」


そう彼は笑ってその場を後にした。

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