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これは...尊敬?(クリス視点)

ユリウスはあの攻撃を避けながら戦ってるんだ。僕も参戦しなきゃ...相手は魔法使い向きの魔物じゃないけど細心の注意を払えば....


ユリウスに防御魔法をかけて...攻撃強化.....


鋭い斬撃が来る!


『ユリウス!危な....』


目の前でユリウスが斬撃を食らったのを見たと同時に体に激痛が走った。


脚が...腕が切断されてる?どういう事だ?僕は攻撃範囲外に居たはずだ。なのに...なぜ?

ヤバい...頭から血が抜けていく...するとゴブリンウィッチの笑みが見えた。クソッアイツか....


「クリス!クリス!」


あぁ...ユリウスの声が聞こえる...返事をしなきゃ....グハッ...


次の瞬間僕は意識を手放した。


ズシャ....ベチャッ...スパッ...ハハハハハッ


ん?なんだ...凄い血なまぐさい....それに..ゴブリンロードの悲鳴?


僕は血で重い瞼を開けた。そこにあった光景を僕はきっとこの先も忘れないだろう。


「アッハハハハハッ!!もっと!!もっと泣き喚け!!指を1本ずつ折って関節を切られる痛みはどうだ?!」


ギイェェェェェ!!!!! ボキッ


「アハッ♡かわいいぃそのまま死ねぇぇ!!」


あ、アレは....オーラ...?もしあれがオーラなら魔力とオーラの両方が暴走してる....止めなきゃ


しかし足はビクともしない。這い蹲ろうにもても動かない。そうだ、あの時手脚を切られたんだった。でも出血死はしてない、という事はユリウスが何かしてくれたのか?僕は彼のために何も出来なかったと言うのに...上がってきた涙をグッと堪えて僕はユリウスの暴走を見守ることしか出来ない。ユリウスの暴走は凄かった。


まるで獣....いや、ある意味一種の魔物のようだった。それほど魔力暴走とオーラの暴走は恐ろしいと感じさせた。敵の攻撃を笑顔でかわす姿にはむしろ圧巻とも言える。


「遅いねぇ?遅いねぇ?モーっと早くしないと切られちゃうよ♡」


スパッ....ブシャー ギャオォォォォォ!!!!


あれが本来のユリウスなのだろうか?そう思うと少し恐怖を感じたがそれと同時に僕が守れていたらという罪悪感に襲われる。


どんなユリウスだろうと僕はずっとそばにいるから....


そう心の中から言葉が湧き上がってきた。


やっぱ僕、ユリウスの事が大好きだし尊敬してるんだな....助けてくれたあの日から...


やがてユリウスはゴブリンロードを真っ二つにした後あっと驚くような剣技で木っ端微塵にした所で正気に戻った。


血だらけで細切れにしたゴブリンロードに剣を突き刺す姿には恐怖と同時に血だらけになっても仲間を守ってくれたユリウスの姿にかっこよさで胸がドキドキする。


「クリス!!」


ユリウスが駆け寄ってきた時には僕の意識は既に限界だったがどうしても一言言いたかった。


『かっこよかったよ、僕...胸がドキドキしちゃった...』


そして再び僕の意識は暗闇に飲まれた。


次に目覚めた時、僕は宿のベッドの上で包帯巻きになっていた。


『ユリウス...これって?』


僕の声にユリウスは目に涙を浮かべながら言う。


「よかった...本当に良かった...死んじゃうかと思った...」


つられて僕も泣いてしまった。2人で任務頑張ったね、お疲れ様と言い合いその後はユリウスの過保護が発動し、僕は1週間ベッドから出られなかった。手も脚ももうくっついていると言うのに


聞いた話だとギルド側もそこまで高ランクの魔物がいるとは思っていなかったらしくギルド長が後日謝りに来た。


でも僕ももう少し学ばなければ....そうすればあの時ユリウスを助けられたかもしれない。ユリウスは強い、このままではユリウスの足でまといになってしまう。


そういえば平民でも学園に入れると聞いた。学園に入って魔法を極めるのもありかもしれない....

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