決断
1日泣き腫らしたあと私は考えた。どうすればよかったのか。黙ってエスコートされてるベルティアを見ていれば良かったのか?
沢山考えた上で私は考える事を放棄した。
私には皆には無い能力を沢山持っている。
私なりに...
『悪役令嬢、やってやろうじゃない』
私は腹を括ると早速冒険に出かけた。
え?そこは悪役令嬢になるべく〜って?
私はそこまで真面目な人間じゃないわ。
そういう時は可愛くて天才なクリスに癒して貰うのが1番。
クリスの後ろに転移すると絶賛戦闘中だった。
戦闘を見ていると悩んでいた事がバカらしくなった。やっぱり私は戦う事が好きだ。初めの考えとは変わった気がするが前世と今世では環境が違うのだから致し方ない。
改めて冒険者になろうと思ったところで私も戦闘に参加した。
『ふふ...アハハハハ!!やっぱ戦闘だよな!!』
「ユリウス?!いつからそこに...ていうか戦闘狂今出すの?!」
私は夢中で敵を倒すことに専念した。
やはり戦闘は好きだ剣や牙、爪や他の武器で戦う皆の姿が綺麗で好きだ。
辛い時も悲しい時も戦闘していれば全てどうでもよくなるのも魅力だと思っている
夢中で敵を倒しているとクリスの声が聞こえた
「ユリウス!!どうしちゃったの?!今日はなんだか辛そうだよ...」
私はクリスの言葉にドキッとした。
『ハハっそんな事ないよ?』
「嘘だ。何年一緒にいると思ってるの...そのくらいわかるよ...ばか」
『グハッ....ばかが可愛すぎる...重症だ。』
「僕には言えない事なの?」
『いや、悪になろうと思ってね、でもそしたら唯一の友達が居なくなっちゃったんだ。悪いのは僕だけじゃないんだけどね』
「うーん僕はその場に居ないなら良く言えないけど、僕はユリウスの味方だから!辛くなったらいつでもおいで」
はい、悩み飛びましたーもういいや、クリスさえいれば私は周りがどうなろうが知らん。
そう思っていたのに私は気が付くとクリスを抱きしめて泣いていた。まだショックが抜け切れていなかったのだろうか、そんな私をクリスが優しく抱きしめ返してくれた。私はその温かさにさらに涙が溢れた。
沢山迷った。沢山迷って私は悪役令嬢になるって決めたんだ。腹だってちゃんと括ったんだ。
それでも...辛かったんだ。目の前で友人が取られるのが...
泣き腫らしたあと何故かクリスは満足気だったのは疑問だったがクリスは決して教えてはくれなかった。
その後私の好きな依頼を受けてと、謹慎処分の間クリスのおかげで中々楽しい時間を過ごすことができた。
きっとこれから先は戦場だ。
お母様は私をお淑やかな令嬢に育てたいみたいだけど私は全く違う方向に進んでいる。
お母様は私をお淑やかな令嬢に矯正したいみたいだけど私はこの性格を変える気がない。
きっと衝突するだろうし、きっとこれから先友達ができないかもしれない。
それでもいい、私のやり方を気に入ってくれる人だけいればいい。
そう私は決めた。
『手始めに商会を作らないといけないなぁ』
商会を作って情報を仕入れなければ行けない
それに将来の資金も...これが最優先事項だ




