殿方の剣術見学
今日は特別授業で殿方の剣術を見学するのだ。
どんな先生が教えるのかしら...できれば大会形式で模擬戦をしてくれると嬉しい
そんなことを考えながら歩いていると
はっ! カンっ ブンッ
ふむ、剣が当たる音だな…
いいねぇいいねぇ!私も混ざりたいわ!
「ここから先は男子生徒の剣術の練習場となっております。くれぐれも邪魔しないように」
そう言って先生が練習場へと続く扉を開いた。
「私も剣術には多少興味があるんだ。だからこの機会は大変貴重だと思っている」
「わたくしもですわぁ、誰が1番強いのか見物ですわぁ」
『私はそんなでもないわ、まぁ真剣で戦ってるなら面白そうですけど』
「ユリアは恐ろしい事を言うね」
「ほんとですわぁ、真剣でやって怪我したらどうするんですのぉ?」
『それはその人の実力がなかったってだけの話だと思うわ』
そんな話をしながら歩いていると
「オラァ!お前ら!今日は美しいレディ達が見に来てるんだぞ!!しっかりいい所見せろよ!!」
「おぉ! やるぞぉ!! かっこいいところ見せるんだ」
ふーん生徒は気合い充分...あとは実力ね。
まぁ第二王子を見る限り期待は出来そうにないけど、
カンッ!! スカッ
やっぱり想像どうりね
重心をもっと右にずらして...なんで今行かないのよブツブツブツブツ
「あらぁ...ユリア大丈夫かしらぁずっとブツブツ言ってるわぁ」
「暑さでやられたのかもしれない...なんてね」
あー見てるだけでイライラするわ
私だったらもっと上手く立ち回れるのに...
そういえば近い時期に剣術大会があったわね、平民も参加できるようだし私も参加しようかしら
優勝賞品はなんだったかしら、王家主催だから期待は出来そうね
そんな事を考えているとあっという間に時間がすぎて授業は終わった。
『ねぇステラ、剣術大会っていつあるか知ってる?』
「あぁ、確か1ヶ月後だったと思うよ
興味あるのかい?あるなら一緒に見に行かないかい?その前にある舞踏会のことも忘れちゃ行けないが」
『嘘よね、舞踏会...武闘会の間違いじゃなくて?』
「ああ、舞踏会だ」
そんな...私、フラグの乱立するイベントに行かなくちゃ行けないの...
いや、ヒロインを見つけ出してそっちに注目して貰えばいいんだわ!
私ってば天才?




