第二王子視点2
遅くなってしまい大変申し訳ございません。
今回も前回に引き続き第二王子視点でのお話です。
呆気に取られているとクリスがいそいそと袋を取りだして開けると中に魔物が吸い込まれるように消えていった。
なんだあれは...欲しい。欲しいぞ。
あいつを俺の物にしたらきっと全て手に入る。
そう思うと自然と気持ちが楽しくなってきた。
『アレ、アイツらはどこに行ったんだ?』
「先に帰りました。」
なんだと?!この俺を置いて帰るだなんて身の程知らずめ...
『俺らも帰るぞ』
そう言ってギルドに帰るとアイツらはまだ帰っていなかった。
しばらく待たされていると相変わらず深くフード被ったクリスと...血だらけのユリウスが帰ってきた。
なんでアイツ血だらけなんだ...
そう思いつつ俺は話を切り出した。
『我々で倒したのだ!さぁクリス、出してくれ』
そう高らかに俺は言った。しかしクリスのとった行動によって俺は恥をかくことになった。
クリスは無言で映像記録用の水晶を受付の人に渡して映像を再生し始めた。
そこには俺らの姿は無く、2人だけで倒した映像が映っていた。
「これは...依頼料を2:8でラクリッツとルーレットに報酬をお渡ししますね」
何故だ!俺達も探し回ったりしたんだぞ?2割では王族を働かせた分としてはとても足りない。
俺は気が付くと何故だと口に出していた。
「こちらの魔物を倒したのはルーレットのお2人ですので妥当な分け方だと思うのですが...」
ふざけんな!俺は王族だぞ!!そう発言しようとした瞬間クリスから冷たい刃のような言葉が飛んできた。
「第一お前ら何もして無いだろ。駆けつけて来るのが遅いんだよ」
王族に対してなんたる不敬...でも可愛いから放たれるのなら悪くないかも...
なんて思っていると報酬が支払われた。
俺は複雑な気持ちで学園に戻らねばならなくなったのだ。王族である俺が!許される事ではない
『覚えてろよ、ユリウス』




