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魔導師ギルドにて(試験結果発表)

 魔導師ギルドの全ての試験が終わり、最初に集合した、会議室に集まり、全ての受験生は、結果発表を待っていた。


 魔導師として、認められても、実力に応じてランクがあり、上からA・B・C・D・E・Fと6ランクに別れている、上級と呼ばれるAとB、中級のCとD、初級のEとF、そして、その上にはSランクSSランクSSSランクとAランク取得以後の実績、貢献度を考慮して取得出来る、最上級のランクが3つ有るらしい。

 過去に試験でSランクを取得したのは、伝説にもなった大魔導師と始祖エルフの巫女アレイシアさんと元魔王のスーリヤさんの3人しかいなかったらしい。


 受験生の皆が、ソワソワとしている中、スーリヤさんとアレイシアさんがトレイを持って、会議室に入って来て、スーリヤさんが、よく通る声で、


「今回の試験、実技試験を、受けた者は、初めて受験した者、昇級審査に臨んだ者、全て合格である!

 しかし、悲しい事に、筆記試験で、不正を働いた2人は、眠ってしまい、実技試験に間に合わず不合格となった。

 不合格になった2人には、次の試験での頑張りを期待すると言う事で、本題に入る。

 これより今回の合格者をランク別に表彰させてもらう、名前を呼ばれた者は、速やかに前に出て来て、認定証を受け取る様に。」


 スーリヤさんの話が終ると、アレイシアさんが、


「まずは、初級合格者から。」


 と言って、認定証の名前を読み上げ、読み上げた認定証をスーリヤさんに渡し、呼ばれた者は、スーリヤさんから認定証とランク毎に色分けされた魔導師ギルドのカードを受け取る。


 初級合格者は、若い冒険者ばかりだった。

 続いて中級は、残りの冒険者と、3年生の一般受験者と一部の2年生だった。

 そして、上級B、殆どの2年生と、3年トップクラスの2人。

 上級Aに、残りの3年トップクラスのお姉さん4人と、2年主席のサファイアさん、次席のノーナさんが呼ばれ、Aランクの発表が終わった。


 この時点で、名前の呼ばれなかった、僕とレイナさん、ルナさんは、不思議に思い、少しガッカリと言うか残念に思ったけど、レイナさん、ルナさんは、間違いなく合格すると思っていたけど、やはり1年生で、魔導師の資格を得るのは早かったんだと思っていると、


「今回、素晴らしい事に、3人のS級魔導師が誕生しました。

 まず、ルナさんですが、積層型魔方陣には、要所にロストマジックが組み込まれていて、全ての魔法を解明出来ませんでしたが、解明出来た部分で言えば、効果範囲の自在化と省魔力化等のオリジナルスペルがAランク以上とみなされました。

 続いてレイナさんは、多種多様な魔法と、神速と言える展開速度、特に展開速度に関しては、現在S級の私スーリヤを上回る速さは、文句無しにS級とされました。

 最後に、レオ・エルディオス君、彼の超破壊魔法は、現在の魔法よりも100年以上進んだ技術と絶賛されました。

 それと同時に、あの魔法一撃の中に異なる魔法効果を複数詰め込み、それを見事に制御して見せた力量は、SSSクラスとも言われましたが、前例が無い事や、年齢その他を考慮して、今回はS級に留め、成人をもってSSクラスにランクアップと言う運びになりました。」


 スーリヤさんの説明の後、認定証、魔導師ギルドのプラチナカード、S級の認識用の腕輪を受け取った、特に腕輪は1トン迄の空間収納が付与されていて常時、装備品や薬、等多岐にわたって収納しておく事が出来て、かなり便利なアイテムだった。


 3人が認定証を受け取ると、他の受験生たちから、拍手と称賛の言葉を貰った。


 僕は、Aランクで名前が呼ばれなかった時点で、不合格だと思っていたけど、まさかのS級。

 実のところ放心状態と言うか、鳩豆状態でいると、多くの受験生から、色んな言葉の掛けてもらい、実感が湧いてきた。

 3年生のお姉さん達には、揉みくちゃと言うよりも、おっぱいサンドイッチにされ、サファイアさんには、相変わらずの様付けの上、師匠になって欲しいと迫られた。


 その後、スーリヤさんとアレイシアさんに、魔導師ギルドのシステムの説明を聞いた後、受付に行き、ギルドカードを提出して登録内容の確認を済ませると、金貨を5枚渡された。

 話しを聞くと、S級魔導師は、奨励金として、年に4回、金貨5枚が支給されるらしい。


 最初の1回目は、昇級時に手渡しで、この後は、ギルドカードに振り込まれるらしい。

 そして、カードリーダーの有る店なら、ギルドカードで、買い物が出来ると聞いたので、僕は貰った金貨5枚全てカードに入金する事にした。


 全てが終ると、アレイシアさんの号令で現地解散となり、皆、思い思いの場所に向かって行く中、僕とレイナさん、ルナさん、サファイアさん、ノーナさんの5人は、アレイシアさんに、呼ばれ冒険者ギルドに向かった。


 

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