レオの知識(3)
サファイアさんの質問が終わったと思い、次にアレイシアさんが、挙手すると、
「私、まだ聞きたい事があります!」
とサファイアが声をあげると、
「なんじゃ、まだ何かあるのか?
ならば、さっさと聞くがよい!」
「理事長先生、レオ君と喋る時と、私に話すのとでは、言葉遣いにかなり差がある様に思えるのですが…………」
「それは、好いた男の子と、そうでない相手では、言葉遣いも変わると言うものよ、皆そうであろ?」
「「「「……………………」」」」
「なんじゃ?妾だけなのか?
レオ様は、どう思われますか?」
「エッ?え~っと、多少は言葉遣いも変わるかも知れませんが、そこまで極端なのは………
それから、僕に対しても普通の言葉遣いでお願いします。
アレイシアさんは、理事長なんだから、僕に様とか付けないでもらいたいのですが、よろしいでしょうか?」
「まぁ、レオ様が、そう言うのなら、これからは、呼び方を変える事にします。」
「で、サファイアさん質問は?」
「空気抵抗をゼロにするための風魔法を詳しくお願いします。」
「ああ、それなら、ストローをイメージして貰えると簡単です。
超高速で進む風のストローの中に収束型フレアを走らせれば良いんですよ。」
「ダーリンは、さらっと難しい事を事も無げに言うのじゃな(笑)
見てみるがよい、2年主席が、青い顔をしておるぞ(笑)」
「アレイシアさん、話し方は、それでいいのですが、呼び方、どうにかなりませんか?
出来れば、普通にレオと呼び捨てで良いんですけど。」
「却下じゃ!それでは、そなたの尊厳が失われる上に、妾の思いが伝わらんではないか!」
「……………分かりました、好きに呼んで下さい。」
「じゃあ、次こそ、妾の番じゃな。
ダーリンが結界を再び破った、このランスなのじゃが。」
アレイシアさんが、空間を開き、ストレージから僕が生成した、タングステンのランスを取り出し、
「ダーリンは、これをストレージから出したわけでもなく、何も無い所から作り出したわけじゃが、錬金術や、土魔法の様と違い素材や代価と成る物も無しに、どうやって作ったのじゃ?」
「それは、空気や空気中の埃、足元の土等を、一旦最小単位の電子と陽子迄分解して、金属に再構成したんですよ。」
「電子?陽子?何じゃそれは?」
「エッ?知らないんですか?」
何か気になって、談話室の中を見回すと、レイナさん以外の全員の頭の上に?マークが浮かんでいる様に見えた。




