レオの知識(1)
補習は中断した後、この日は、別の場所に行った3年生以外、そのまま中止になったので、僕は、
「さっきの魔法の事なんだけど~。」
と質問しに来たサファイアさんと寮に帰る事になった。
その頃、理事長室では、
「あ~!レオの魔法、舐めてたわ!」
レイナが笑いながら言うと、理事長のアレイシアは、
「あのランスの材質、初めて見る金属でした。
それに、金属生成なんて、超級魔法ですよ!錬金術でも、代価が必要なのに、何も無い処から未知の金属ですよ!レオ様は、神様なのですか?」
とまくし立てるが、ルナが涼しい顔して、
「アレイシアにレオの事教えて無かったよね?」
微笑みを崩さずにルナが言えば、
「ハハハ、そう言えば大切な事、1つ言うの忘れてたわ(笑)」
楽しそうに言い放ったレイナにアレイシアは、
「笑い事じゃありません!どう考えても、かなり重要な事を隠してたでしょう!」
「儂らにとっては、さして重要じゃ無かったから忘れてただけで、この世界には、どうなんだろう?
多分、これからのレオ次第なんだけど、あの子ねぇ特異点なんじゃ。」
「ヘッ?……特異点?」
レイナの話を聞いて目が点になってるアレイシアにルナは、
「レオね、転生者なんだ、他の世界からの。」
「他の世界からの転生者って?」
「簡単に言うと、あの子には、この世界とは、別の世界の文明や知識を知っていると言う事なんじゃ。
今回、あの子が生成した金属は、タングステンと言って、他の世界では、広く使われている、かなり硬度の高い金属で、勿論、この世界にも存在するんじゃが、まだ作られた事がない金属なんじゃ。
この事から考えて、前世の事は憶えて無いけど、前世の知識は目覚めてる様だね。」
「そうだね、レオが独りで何か考えてると、たまに教えた事の無い高度な事始めたりするからね。」
レイナとルナの話を聞いて、
「自由にさせてると、途轍もなく危ない魔法を作り出しそうですね。」
と言ったアレイシアは少し考えて、
「夕食の前後に、寮の談話室で、座学の勉強会と言ってレオ様を呼び出して貰えますか?
少し、彼の知識を紐解いてみましょう!」
「いいねぇ!儂も少し気になっていた。」
レイナは、楽しそうに笑っていた。




