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魔導師ギルド受験者用特別補習(1)

 必死の思いでアレイシアさんを引き剥がすと、


「もう少し、抱き合っていたかったわね。

 それはそうと、レオ様、レイナさん達にお願いしておいたのですが、試験の話しは、もうお聞きになりましたか?」


「さっき食堂で教えてもらいましたよ。」


「それならば、話しは早い、今日の放課後より、試験迄の間、毎日、試験の為の補習を行うので、魔導師ギルドの試験を受ける者は、全員参加して頂きますので!」


「アレイシアさん、試験の話しと言い補習の話しと言い、いきなりですね。」


「それなのですが、通常、魔導師ギルドの試験を受けるのは、2年生以降なのですが、今回、教員と講師の間で、レオ様レイナさんルナさんの3人は、現時点で、魔導師の称号を受け取るに足りる実力があると進言されたので、急遽申し込みを済ませ、事後承諾となりましたが、試験を受けてもらう事になりました。」


「そんな無茶な!」


「レイナさんとルナさんは、気前よくOKしてくれましたわ。」

D

「レオ君、貴方なら、大丈夫だと思うわよ、だから、一緒に試験受けましょう。」


 ルナさんが、僕の手を取って笑顔で言ってくれたので、何となく、その気になって、


「分かりました、その試験当たって砕けてみます。」


 と試験を受ける事を了承した。



 そして放課後、受験者全員が、ドームに集められた。

 1年生は、僕とレイナさんルナさんの3人で、2年生は、10人これは、特優学級(トップクラス)全員らしい、そして3年生は、いつも仲良くしてくれる特優学級(トップクラス)の6人の先輩達(おねえさん)、僕を見て皆で手を振ってくれている。

 そして、その後ろには、更に20人程3年生の先輩が並んでいた。

 アレイシアさんの話しによると、この3年生達は、一般クラスからの受験者で、特優学級(トップクラス)の6人は、魔導師の資格を持っているらしいけど、更に上級の資格に挑むらしい。


 その話しを聞いたので、3年生先輩に、


「上級の資格にチャレンジするなんて、スゴいですね。」


 って、言うと、恥ずかしそうに、


「うちらね、まだ、中級なのよ。

 他のクラスメイトは、皆、上級資格を持ってるから…………」


 何か、悪い事聞いてしまった。

 でも、僕と一緒に試験受けるから、楽しそうって、言ってくれたので、お互いに頑張りましょうって握手したら、喜んでくれた。


 補習が始まると、3年の特優学級(トップクラス)の6人と、既に受験した事のある3年生の生徒は、別の場所に移動して、僕達、初めて受験する生徒だけが、ドーム内で、講師の指導の元、上級生から、使える全ての属性の魔法を順番に放っていった。


 そして僕の順番になったのだが、前にドームの結界と壁を破壊した事を思い出し、威力の弱い魔法を使ったところ、アレイシアさんが、


「結界も壁も、以前とは比べ物にならない位に強化してあるので、全力で撃っていいよ。」


 と言ってくれたので、試しに、以前結界と壁に穴を開けた収束型フレアを放ってみた。

 見事に結界で、無力化されたのを見てアレイシアさんが鼻息荒くして自信満々に、


「壊せる物なら壊して頂いてもいいのですよ!」


 なんて事を言ってくるので、少しむきになってみた、先ず、風魔法と土属性魔法の合成魔法で、小型の竜巻の遠心力を利用して、ロックバレットを超高速で打ち出してみたが、ビクともしなかった。

 土属性の上位魔法(本人は、そう思ってる)の金属生成魔法と爆裂系魔法を合成して長さ2メートル程のタングステンのランスを生成して、10本程ピンポイントに打ち出したところ、9本目のランスが、結界を通り越えて壁に刺さってしまい、10本目のランスが、9本目を更に押して、再び壁に穴を開けてしまった。


 何気にアレイシアさんの方を見ると、大きく口を開けてアウアウ言ってた。

 あんな表情すると、アレイシアさんの綺麗な顔が台無しだと思ったが、よくよく考えると、僕は、またドームの壁に穴を開け補習を中断させてしまった。

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