姉なる者(2)
午後の授業、レオのクラスは、静まり返り、教師を含め皆、かなりのプレッシャーを感じながら、授業を受けていた。
事の発端は、理事長室でお茶をした後、僕とレイナさん達が午後の授業のために、理事長室を出る時に、理事長のアレイシアさんが、
「宜しければ、授業風景も見て行かれますか?」
と妙なサービス精神を発揮し、現在、教室の後ろにレダ姉さんとカルナ姉ちゃんが、静かに授業を見守っている。
思えば、教師が、入って来た時、後ろに立っていた姉さん達に見とれていると、アレイシアさんが、
「今日は、レオ様の2人のお姉様が、授業を見学にいらした。
レオ様を規格外と迄言われる魔法使いに育て上げた御2人です。
皆さん、希望者が居れば放課後に簡単な講義をして頂けるので、希望者は、後程申し出て下さい。
なお、この講義には、2年の特優学級も参加しますので。上級生との交流も深まるかと思います。」
との、寝耳に水の不要な告知があった。
その為、姉さん達が凄い魔法使いと思った教師は、緊張して講義の内容を嚙みまくり、その結果、生徒達にも緊張が伝染してしまったみたいだ。
噛み噛み教師の授業が終わると、クラス中の生徒が姉さんの周りに集まり、矢継ぎ早に色んな質問をしていた。
そして気が付けば、姉さん達を一目見ようと、多くの生徒が溢れていたが、良く見ると、何人かの教師と実習講師も混じって居るのには、少し驚いた。
午後かららの授業は、通常2限あるのだが、理事長の計らいで、1年と2年の特優学級ほ、合同で、レダ姉さんの講義を受ける事になった。
講義内容は、自然科学と魔法についてと、魔法基礎学、イメージによる魔力操作、魔法基礎学は、学院の授業にも存在する教科だけど、僕が姉さんに教えてもらった内容とは内容がかなり違うので、始めて聞く人には、面白いと思う。
実際に学校で教えて貰う魔法基礎学は、僕自身つまらない授業だと思う。
姉さんに教えてもらっている時は、かなり楽しく覚えやすかった。
実際、姉さんの講義は、全ての生徒が、食い入るように集中していた。
そして、中には生徒に混じって熱心にメモを取る先生達の姿もあった。
全ての講義が終わると、あちらこちらから、「もう終わり?」って声が聞こえたけど、実際のところ、外は太陽が西に傾き、かなりの時間が経っていた。
理事長のアレイシアさんが、「目から鱗の大絶賛!」と訳の解らない事を言いながら、「うちの講師に成って!」とすがり付いていた。
姉さんは、「仕事があるけど、月1程度なら来てもいいですよ。」と言うと、2人でこそこそ話しだし、話が終わると、姉さんの目が¥に成ってた。
2人でお金の話をしていたようだ。
しかし、講義中、前に僕を睨んでたドレスの人が、また僕の事を睨んでいた。
僕は、知らないうちに、あの人に何かしてしまったのたろうか?
今度、会ったら、話をしてみようと思う。




