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レオの1日(番外編2)

 レイナ達がドームの前に集まっていた頃。


 レオは1人食堂に向かっていた。

 行く先にグレンを見付けて、声をかけると、


「おう!レオも、これからメシか?」


 と、いつも通り元気な声で応えてくれた。


「はい!これから夕食です。」


「そうか、一緒に食堂に行こうぜ!

 まぁ食堂に着いたら、お前は、あの2人とメシ食うんだろ?」


「いえ、今日は、何か用事があるので、先に食べてなさいって言われたので、1人で食べますよ。」


「じゃあ、たまにゃ一緒に食おうぜ!」


「はい、宜しくお願いします。」



「キャー!レオ君よ!また一緒にご飯食べましょう♡」


「エッ?エッ?ちょっと!」


 食堂に着くなり、今日のお昼に一緒になった3年生の先輩達に捕まってしまった。


「貴方、レオ君の友達?」


「はい、同じクラスです。」


「じゃあ、貴方も一緒に来る?」


「エッ?良いんですか?」


「いいわよ。」


 こうして、僕とグレンさんは、3年生の女子グループと一緒に夕食を摂る事になった。

 僕とグレンさんは、向かい合わせで僕の両隣には2人づつ、グレンさんの両隣には1人づつの8人で一塊のグループで食事を始めたのだが、右側の先輩が、僕の手を掴みながら、僕の皿の物を箸で掴み、


「食べさせてあげる♡はい、ア~ン♡」


 と昼食の時の様に、食べさせようとする、それを見たグレンさんが、


「レオ~お前、なんて羨ましいんだ~!」


 と嘆くグレンさんを見て、グレンさんの隣のお姉さんが、


「君も、食べさせて欲しいのかな~?」


「あっ、いやぁ何と言うか………」


「じゃあ君にも、ア~ン!」


 向かいの席でも、グレンさんが食べさせてもらっている。


 そんな時、変な視線を感じたので、気になって、視線を感じた方を見ると、ドレスを着た綺麗な女性が、凄い顔して僕を睨んでいた。

 その後、食事を終えて、娯楽室に移動して喋っていたのだが、ドレスの人は、ドアの所からずっと睨んでいた。

 3年生の先輩達に解放されると、入れ違いに、アレイシアさんが来て、近々姉さん達が学院に様子を見に来ると連絡が有った事を教えてくれた。

 これで済めば良かったのだが、アレイシアさんは、僕とグレンさんが3年は先輩達と仲良く?食事をしているところを見ていたらしく、


「明日からは、妾がア~ンして食べさせてあげる♡」


「エッ?いや、何でアレイシアさんが?」


「レオ君は、いずれ妾の伴侶と成るのだから、今から、レオ君の好みを把握しておくのも、悪い事ではないでしょ?」


「あのア~ンして食べさせてもらってたのは、3年のお姉さん達に無理矢理させられてただけで、僕が望んでやってもらった訳ではないんです。」


「ならば、大勢の美女を侍らせて食事したいのかレオ様は?」


「何故、様付けに?」


「ハーレムの主人が良いのかと、妾が一声掛けると、王都中のエルフの美女が、集まってくるから、何人でも呼んで良いぞ。」


「別に、ハーレムの主に成りたいって事も無いです。」


「では、妾とどうしたいのかしら?」


「普通に友達でいいです。」


「妾がこれ程、レオ様を思っているのに友達止まりなの?」


「僕達まだ知り合ったばかりじゃないですか、深い関係になるかは、これから次第です。」


 気が付くと、グレンさんは、部屋に戻ったようで、居なくなっていた、そして、僕を睨んでいたドレスの人も居なくなっていたけど、いつの間にかレイナさんとルナさんが僕の後ろに居たのには驚いた。


「レオ君、アレイシアさんは理事長なんだから、そんなにツンケンしちゃ可哀想だよ。」


 とルナさんが僕の肩を叩くと、


「そうそうアレイシアさんは、レオ君が学院内で一番年下だから、君の事を心配して、色々考えて自ら道化役を演じてくれているのよ。」


「そうだったんですか、全て僕の為に変な言動をしていたんですね。」


「変とは少し心外ですが、全ては、レオ様がリラックスして学院生活を送れる様に思っていたのよ。」


「そうとは知らず無下に扱って、ごめんなさい。」


「いいのよ、だから、これからも仲良くしてね♡」


 アレイシアさんは、そう言って僕の頬っぺたに、チュッとキスして「唾付けちゃったもんね♡」と言いながら帰って行った。


 やっぱり理事長さん、少しおかしな人だ。

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