表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/64

レオの1日(番外編1)

 サファイア·オールマン、彼女は、オールマン公爵家の三女であり、2年の特優学級(トップクラス)序列1位の生徒であり、自他共に認める変り者なのだが、彼女自身は、自分の事を少し変わってる程度に認識しているが、他人からは、かなりの変り者と思われている。


 そんなサファイアが、この日の最後の授業で、教師に頼まれ、職員室に忘れた教材を取りに行った帰り、何気無く廊下の外の景色を眺めていると、学院内で最も強固な建物とされているドームの壁が熔けて穴が開き、その先に植えられていた大樹が一瞬で燃え上がり、その瞬間消滅したのを見て、彼女は、手に持った教材を落とし、目の前で起きた不可解で意味不明な現象に気をとられていた。


 ここで警報が鳴らなければ彼女は、そこに立ち尽くしていたかもしれないが、大音響で鳴り響く警報を聞き、我に返り、取り落とした教材を拾い上げ、急いで教室に戻ると、警報に浮き足立ってる教師とクラスメイトに、自分が見た事の顛末を説明したのだが、理事長の魔法でも破壊不可能とされる結界をドームの内外に張り巡らされた上に当代で最も強固とされるドームの壁に穴を開ける事など出来る筈がないと教師は一笑するのだが、サファイアの言う事だからと、確認の為にドームを見に行った。

 そして、暫くして青ざめた顔で戻って来た教師が、静かに語り始めた。


「先ず始めに、サファイア君、笑って済まなかった、ドームの壁は、見事に熔けて穴を開いていました。

 穴を開けたのは、1年生の特優学級(トップクラス)の少年で、入学以来、何かと話題に登ってるレオ·エルディオス君の炎属性の魔法らしい。

 今のところ、この程度の事しか判らないのだけど、彼の魔法が規格外なのは確かな事らしい。」


 教師の話しに、静まり返った教室の中、教師の話しが終ると、口々に、スゲェとか、どんな魔法か見てみたいと話し始め、それ以降の授業の継続は不可能状態だった、もっとも教師の方も、いかなる魔法が結界ドームの壁を破壊したのか、気になって授業どころではない心境だった。



 その夜、レオが夕食を食べている頃。


 レイナとルナとアレイシアの3人は、穴の開いたドームの壁の前にいた。

 ルナは、ドームの壁をコンコンとノックして、


「これなら私でも壊せるわよ。」


 と何気無く言うと、アレイシアは驚いて、


「いや、そんな筈はない、この壁は、ドラゴンの攻撃にも耐えられる筈だ。」


 アレイシアの言葉を聞いてルナは、ニッコリ笑って、


「じゃあ、やってみようか!」


 そう言いながら、大きく振りかぶって壁を殴ると見事に穴が開いた。

 レイナの横でアウアウ言ってるアレイシアにレイナが、


「じゃあ、手っ取り早く直してやろう。」


 と言い終わった時には、壁の穴は塞がっていた。


 目を大きく見開いて口をパクパクさせているアレイシアに、


「これで今日のレオの魔法位なら耐えられる様にしておいたぞ、それから結界の方も、心許ないので、強化しておいた、ありがたく思え。」


 我に返ったアレイシアが


「一体、お主らは?」


「今や、天界に籍はないが、元上位の天使じゃ、この程度の、奇跡(ちから)などわけは無い。

 それに、ルナも、まだ成長途上にあるが、柱と成るべき存在じゃからな!」


 そう言ってレイナとルナは、学生寮に向かって帰って行く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ