レオの1日(3)
本日3本目です。
今日の全ての授業が終わり、短いホームルームの時に担任の教師が、
「レオ君、魔法実習の教官からの言付けが有るんだけど、」
と、皆の前で話し出した。
僕は、授業時間を潰してしまったので、怒られるのでは?とドキドキしていたが、担任の話しは以外にも、
「レオ君の魔法における、魔力操作は、過去に例を見ない程の完成度だった。
授業自体は、潰れてしまったが、君の魔法に耐えられなかった結界が弱かっただけの事なので、気に病む事はない!
他の生徒達は、レオ君と言う素晴らしい御手本があるので、上を目指すなら、レオ君に解らない事等、教えて貰うといいんじゃないか、レオ君、クラスメイトが教えて欲しいと言ってきたら快く教えてあげると、クラスの友達といい関係を築く事が出来ると思うよ。
それから、私にもたまには、教えてくれると、ありがたいかな。」
と担任の教師は、魔法実習の教官から預かったメモを読み上げてくれた。
教官のメモには、異物を見る様な皆の視線に、心を傷めていた、僕への気遣いに溢れていた。
担任の読み上げるのを聞いて目頭が熱くなった。
クラスの皆が、今度教えて欲しいと言ってくれた時には、異物を見る様な目ではなく、普通の眼差しで僕を見てくれたので、涙が流れそうになった。
僕はいいクラスメイトに恵まれたと思った。
その頃教官室では、
魔法実習の教官が、教官室の他の教官に、口を開いた。
「今年の特優学級、凄いのが居るぜ!」
「誰なんだ?まさか10歳の飛び級なのか?」
「まさかのそれだよ、今日、結界が壊れただろ、あれな、その10歳がやったんだよ。」
「マジか?」
「大マジ!魔法用の的になんか、一瞬で蒸発したし、大体、炎属性の魔法を収束させるなんて芸当、俺にも出来ないし、間違いなく魔法に関しては、俺よりも遥かに上の次元だわ。」
「そんな凄いのか?」
「この中に、この学院の結界を壊せる奴いるか?」
「そりゃそうだ、あのロリッ娘理事長ですら、自分で張った結界を壊せないって言ってたんだぜ!」
「て事は、あの飛び級の魔法は、理事長以上なのか?」
「そうなるんじないか?」
「じゃあ、国内最強って事だぜ、10歳の坊やが!」
「ところが、もっと凄いのが居るかも知れないぜ、あの飛び級、魔法は、姉に教えてもらったと言ってるから、アイツの姉貴こそ、本当の化け物かも知れない。」
「でも、そんな凄い奴が居るなら、少しぐらい噂になるんだが、そんな話し聞かないぞ!」
「そうだな、ただ単に、教えるのが上手いだけかも知れないな。」
「理論武装の頭でっかちてか(笑)」
「でも、それなら、あのレオを育てた理論を、教えて欲しいと思わないか!」
「我が国の魔法が、100年進むかも知れないな。」
「なぁ、剣術の方も、1人凄いのが居るぜ、」
「10歳か?」
「いや、10歳は、年齢を考えるとかなりのもんだが、ルナって生徒に比べると話しにならん!」
「1年の3大美人の1人か?」
「何だそれ?」
「知らないのか?有名な話しだぞ。
トップクラスの、レイナ、ルナ、ルミナの3人だ、既にファンクラブがあるらしいぞ!」
「で?それが?」
「ハッキリ言って、久し振りに、刀を選んだんだが、シャレにならん!あれ程美しい剣筋は、3年前に勇者認定された、アレックス·エドワーズ以来だ!」
「要するに、剣も魔法も規格外が今年の1年生に居るって事だな。」
「成る程、今年は豊作って事だな!」
「そう言う事になるな。」
「久し振りの臨時ボーナスが期待出来るな。」
教官室では、呑気な酒盛りが始まった。
この時、教官達は、まだレオとルナの他にも規格外の生徒が居ることは知らなかった。
レオの1日、次は、その番外編の予定です




