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三者同盟

 レイナとルナは、ルミナの話しを聞き終わると、改めてレオの方を見て、


「取り敢えず、レオから、ロリッ娘を引き剥がそうか!」


 今だレオに抱き付いているアレイシアを見てレイナが言うと、


「そうだね。」


 ルナが妖しく笑い、アレイシアの両脇に手を差し入れて、くすぐると、アレイシアは、絶叫しながら笑いだし、脇を締めて身を縮め悶え始めた。


「何て事するんですか!」


 アレイシアは、くすぐられて笑い過ぎて涙目になって、ルナに抗議するのだが、レイナがアイアングローで、うむを言わさず、


「あんたが、いつまでもレオに、しがみついてるからでしょう!」


 と一喝するも、


「貴女達は、一体レオ君の何なんですか?」


 アレイシアが反論すると、ルナがアレイシアの肩に手を回し、


「教えてあげるから、こっちに来なさい。」


 とアレイシアを廊下に引き摺り出した。


 後から続いてレイナが教室を出ようとすると、ルミナが、心配そうに、


「くれぐれも暴力沙汰にはならない様にお願いします。」


 と懇願されたが、レイナは、にっこり笑って、「大丈夫。」とだけ言って出て行った。



 廊下に出るとレイナが、3人を別空間に転移させた。

 いきなり、景色が変わって驚くアレイシアを前に、レイナが天使の翼を出す、堕天はしているものの闇堕ちしていないレイナの純白の翼を見て、驚いた様にルナの方を見ると、ルナもフェザードラゴンの純白の翼を背中にみて、アレイシアは、恐る恐る、


「お二方は、天使ですか?」


 と質問してきたので、レイナは、


「いかにも!」


 と答え、ルナは、


「私は、ドラゴン、フェザードラゴンだ。」


 と言いながら角と尻尾を出すと、それまで黒かった髪の毛の色が、真っ白になっていた。


 その姿を見たアレイシアは、レイナの後ろに隠れて、


「一体、私をどうするつもりなんですか?

 やると言うならドラゴン相手でも、死ぬ気でやりますよ!」


 膝をガクガク震わせながら、アレイシアが気を吐くが、ルナは、鼻で笑いながら、


「何も、する気はない。

 理事長様に私達の正体を明かしただけだ、序でに言うと、私達は、レオの保護者なのだ。」


 ルナの言葉を聞いてアレイシアは、緊張の糸が切れたのか、ペタンと尻餅をついた。

 そこからは、静かに話しが進み、レオが、いいと言うのならアレイシアは、レオの彼女に成ってもいいが、レイナとルナが将来的にレオの嫁に成るので、それでもいいなら、アレイシアも嫁に貰ってもらえと言われ、アレイシアは、レイナ、ルナと固い握手を交わした。


「それで、儂らが正体を明かした理由なのじゃが、儂らとしては、レオを将来、王城勤めにしたくないから、その辺りを、保護者として、学院のトップと進路の話し合いをしたかったのじゃ。」


「これは、奇遇ですね。

 妾も、伴侶となる者には、王城勤めは、してもらいたくないと思っている。」


「理事長、気が合いますね。

 大体レオは、私が10年前に拾って来たんだけど、王城から捨てられた赤ちゃんだった。

 もし王城勤めになれば、レオの親が王城に居るかも知れないし、その親に酷い目にあわされたりしたら、私、この国を滅ぼしてしまうかもしれない。」


「この国は滅ぼさないで欲しいのだが、ちょっと待てよ、レオは、10年前に王城から捨てられた、捨て子なのか?」


「そうよ、変な親父が、レオを小舟に乗せて、王城の掘りから川に流したのを、私が見付けて、拾い上げたのよ。」


「待て待て待て!10年前に王城で産まれたのは、王子様だけのはず?

 もしかして、双子だったから、1人捨てたのかしら?」


「うむ、それは有り得る、儂が過去に見た国でも、王位継承権の問題で、双子の片割れを産まれてすぐに殺した国を見た事があるぞ!」


「じゃあ、もしレオが、王子と双子で産まれた子供だとしたら…………もしそれがバレたら大変な事になるの?」


「最悪、レオが殺されるかも知れぬ。

 先ずは、確かめねばならんな、ルナよ、家の猫を王城に忍び込ませて、王子の顔を確認させる事は、出きるか?」


「それ位の事なら、簡単にやってくれるよ、4匹共、認識阻害とかの魔法を使えるから大丈夫だよ。」


「じゃあ、ユ·スの分身体に映像クリスタルを渡しておく様に伝えておこう。」


「それで、もし双子で、瓜二つならどうするの?」


「その時は、視察に来る連中だけレオの顔が違って見える様にする。

 それで、当面は凌げると思う、アレイシアよ、お主も共犯じゃからの!」


「レオ君の為なら、妾は何でもするよ。」



 ここに、レイナ、ルナ、アレイシアの同盟が結ばれる事になった。


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