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理事長デレる。

 そろそろトップクラス全員の名前が出てきてもいいと思うのですが………

 ルイスとルミナに理事長室に案内されたレオは、


「失礼します、1年特優クラスのレオ·エルディオスです。」


 と深く頭を下げて理事長室に入り、正面を向くと、かなり大きめの机の向こうに、自分と同い年位の美しいエルフの少女が笑顔でこちらを向いている。


 レオは、その少女の美しさに、しばし見とれて、王都には、綺麗な女の子が多いなぁと思っていた。


 自分を育ててくれた2人の姉こそ、美しさの極致ではないかと信じていたが、王都に来てから、レイナやルナにルミナと2人の姉達と違わぬ美しさの女性に出会い、更には今、目の前に座っている女の子も、レダとカルナの2人の姉で、美しい女性を見馴れたレオですら、目を引く美少女だった。


「君がレオ君か?会いたかったぞ。」


「おいレオ、返事返事!」


 少女に見とれるレオに、ルイスが横から、肘で脇腹を軽く突っつきながら返事を促すと、レオは慌てて、


「申し訳ありません、あまりに綺麗なので見とれてました!」


 レオがあまりにも正直に言葉に出してしまい、赤面していると、少女も、頬を赤らめて、


「き、き、き君は、は、初めて会った女性を、いきなり口説くのかね?

 わっ、妾も、いきなり君のような可愛い男の子に綺麗と言われて、吝かではないと言うか、嬉しくてドキドキしてるのだが、まだ会ったばかりで、お互いの事もよく分からないし、先ずは、お友達からというのが定石なので、それでも良いか?」


「アレイシア様、お気を確かに!」


 ルミナが、血迷った事を言った少女に、注意を促すと、ルイスが舌打ちして小声で、


「チッ!ロリババァが色気付きやがって!」


 と、言った瞬間、少女の座る机の上に置いてあった、理事長と書かれた三角柱の置物が、ガツンと派手な音を鳴らしてルイスの額に直撃して、ルイスがその場に崩れ落ちた。


「あの~、貴女が理事長なんですか?」


 レオは、ルイスを横目で見ながら、目の前の少女に、恐る恐る尋ねてみた。


「いかにも、妾が理事長のアレイシア·カセドラルベルですが、先ずは、友達からでも良いのか?」


「その話し、まだ有効だったんですね。

 分かりました、只今を以て2人は友達と言う事で、宜しくお願いします。」


 レオが答える横でルミナは、流石アレイシア様、思考にブレがありませんね、と思いながら、意識を失くしたルイスを壁際に引き摺っていた。


 ほんのりと頬を染めていた理事長のアレイシアは、コホンと咳払いして、何事も無かったかの様に振る舞うのだが、微妙に口元が嬉しそうににやけているままで、


「皆も聞いていると思うけど、この程、当学院に国王の視察があるのだが、国王の目的は、ズバリ、レオ君を視察に来るらしいのだ!

 本来ならば、来年度の入試で、王子が飛び級で試験を受けると前々からの決定事項だったのだが、本年度、王子と同い年のレオ君が、トップで合格した事で、国の重鎮どもが、何かとざわついておる様で、本当に優秀な生徒であれば、何らかの表彰をして、天才、若しくは神童と賞して、王子も優秀だが、レオ君は突然変異的な優秀な生徒として、王子の対面を立てながら、レオ君を後の王国の懐刀として、育て取り込もうとしているらしいのよ。」


「何か、面倒臭いですね。」


「そうであろう、妾としても、折角、友達に成ったレオ君には、身動きの取れぬ王国の重鎮候補には、なってもらいたくないのだ、出来れば、大賢者の称号でも取って、御意見番辺りに収まってもらえれば、逢瀬の時間も取れるから、出来れば今年中に、賢者の認定を受けてもらいたいんだけど、どうかな?勿論、学院側も最大限の協力は惜しまないし、何なら、大賢者の称号を持つ妾が、着きっきりの課外授業をしてもよいぞ。

 そして行く行くは、2人でこの学院を盛り立てて行こうではないか!」


「ありがたい話しです、僕自身、姉達の薦めで教職か冒険者を目場しているので、教育現場での仕事は願ってもないです。」


「そうであろう!人を育てると言う行為は、最も崇高な事なのですから、レオ君の様に優秀な人材が指導者に成れば、この国の未来も安心出来ると言う事ですからね(笑)

 ところで、妾の事わどう思う?」


「そうですね、最初に言ってしまいましたが、とても綺麗な女性だと思います。

 僕の2人の姉達が、僕の中では、この世で一番の美人だと思っていましたが、理事長も、姉達に負けない美しさを持っていると思います。」


「そうか!美しい妾を伴侶にしたいとな(照)友達からと言っておったが、ダーリン、ハニーと呼びあう仲でも妾は望むところじゃ!」


 いつの間にか意識を取り戻したルイスが、小声でルミナに、


「貰い手が無くて拗らせたロリババァが暴走してるから、そろそろ止めてやらないと、レオが可哀想だぜ。」


「でも、既にレオ君、完全にロックオンされてるわよ。」


「ああ、可哀想に、俺はレオの事、そこまで好きではなかったけど、今回だけは同情するぜ。」


「そうね、絶対に一波乱あるわね。」


「そこの2人、何をこそこそ話してるの、用事が無いなら、サッサと帰りなさい!」


 ルイスとルミナのこそこそ話しが気に触ったのか理事長のアレイシアは、2人を追い返そうと怒鳴りつけると、


「理事長、実は僕も、この後、少し用亊が有りまして、ルイス君達と一緒に帰っても宜しいでしょうか?」


「そう?用事が有るのなら仕方無いわね、でも、理事長って呼び方は、嫌よ、友達に成ったのだから、これからはアレイシアと呼んでね♡」


「そんな気安く呼んでも良いのですか?」


「良いのよ、レオ君貴方だけ特別なんだからね♡」


「分かりました、アレイシアさん!」


「さんは、要らないわ、ア·レ·イ·シ·ア!」


「でも僕は一介の生徒で、貴女は理事長なんですから、いくら友達とは言え、この程度の線引きがないと他に示しが付きません!」


「レオ君って、意外と融通が利かないのね、でも、そんなだから、約束は絶対に遵守してくれそうね、いいわ、それで赦してあげる♡

 だから、暇な時には、ここに逢いにきてね♡」


「分かりました!それでは失礼します。」


 そう言ってレオは、ルイス達と理事長室を退室した。

 レオ達が退室したのを見届けると、アレイシアは、机の下から、ぬいぐるみを出して、


「う~~!レオ君、噂に違わぬ可愛さじゃないか!是非とも伴侶になってもらい、妾の秘術を尽くして長寿になってもらい、末長くラブラブするのじゃ~~~~!」


 ぬいぐるみを抱き締めて、アレイシアが身を捩ってる頃、レオは、背中寒気を覚えていた。


 レオ、ルイス、ルミナは知らなかった、この後ルイスにロリババァと呼ばれるロリっ子理事長がレオ、レイナ、ルナを巻き込んで学院に波乱起こす事を。

 トップクラス全員の名前、競技会迄には明らかにします。

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