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レオは、学校の試験を難なくパスする。

 王都の学校の入学試験を受ける事になったレオだが、入試に向けて特別な勉強をするわけでもなく、ごく普通に日々を過ごし試験の日を迎えた。


 飛び級試験だからと、試験日や試験内容が変わるわけでもなく、無試験で入学出来る貴族以外の一般入試に混ざっての試験だった。


 試験が終わりその日のうちに、合格者が発表されたのだが、レオは、全教科満点で難なく合格する事が出来た。

 貼り出された合格者の名前は、点数順に書き出され、しかも名前の横には、試験の点数が書き出されていたので、レオは、自分の点数を知る事が出来たのだが、自分の他に満点での合格者が3人、レオを含めて4人が一般からの特待生として、初年度の学費が免除となった。

 2年目以降の学費については、1年目終了時の成績によって決められるために、特待生だからと言って勉強を疎かにする事ができない。



 そして、入学式の日、3人の新入生に話題が集まった。


 飛び級入試で満点を取ったレオと、美し過ぎる2人の特待生、レイナ·ダリアリーフとルナ·ホワイトこの3人は、入学式の後、瞬く間に大勢の生徒達に囲まれてしまった。


 レオは、主に上級生の女生徒に、可愛いと揉みくちゃにされ、男子生徒からの嫉妬の眼差しを一身に浴びていた。

 そして、レイナとルナは、男子生徒からの、自己紹介や交際の申し込みが殺到していた。


 この日は、入学式だけて終りのはずが、3人に群がる生徒の多さに、教師が騒動を収めに来る事になった。

 その後、3人は、教師の付き添いの元、学校内を案内された後に学生寮に戻る事になった。

 女子の学生寮の前で、2人と別れ際にレイナが、


「君レオって言うんでしょ?

 初日から、大変だったね(笑)」


「まさか、あんなに人が集まって来るとはおもいませんでした。」


「私は、レイナこれから宜しくね!」


 とレイナは、シャンパンゴールドの長い髪の毛をかきあげながら、レオに微笑んだ。

 レオは、レイナの美しい笑顔に頬を染めながら、レダ姉さんって若い頃は、こんな感じだったのだろうか?とレダに似た感じのレイナの笑顔に見とれていると、


「レオ君、私はルナ、ルナ·ホワイト、これから仲良くしてくれると嬉しいな。」


 もう1人の黒髪の美少女のルナが、満面の笑みでレオに挨拶すると、


「こちらこそ、入学初日に、こんなに綺麗な人と知り合いになれて嬉しいです。」


 と再び頬を染めていた。

 しかし、ルナさんは、髪の毛の色こそ違うけど、カルナ姉ちゃんに、よく似ているなぁ、カルナ姉ちゃんの妹ってわけないよね、カルナ姉ちゃんってドラゴンだがらなぁ、などと考えていると、


「恥ずかしいから、あまり見詰めないでね。」


 ルナが頬を染めながらレオに言うと、


「ごめんなさい、僕の姉ちゃんによく似てたから、」


「へー!レオ君お姉さんが居るんだ。

 どんな人なの?」


「僕には、2人の姉が居るけど、僕には、勿体無いほどの姉です。

 姉さん2人共、美人で物識りで色んな事を教えてくれたので、この学校に受かったんだと思います。」


「姉弟仲いいのね。

 お姉さんと離れて、学生寮で暮らすの寂しくない?」


「寂しくないと言えば嘘になります。

 でも、これから沢山友達を作れば、寂しくなくなると思います。」


「じゃあさ、私の事、お姉ちゃんと思って甘えてくれてもいいわよ(笑)」


「ルナちゃん、抜け駆けは、良くないわよ(笑)」


 レイナさんの笑顔が何故か怖かった。


「レオ君、貴方、お姉さん2人居るんでしょ、私の事も、お姉さん代わりに甘えてもいいんだからね(笑)」


「ありがとうございます、甘えるかどうかは、別にして、これから仲良くして下さいね。」


 とレオが2人に頭を下げた時、女子寮から、


「あそこに、レオ君が居るわよ!」


 と声が聞こえて、レオは、慌てて2人に別れを告げて、男子寮に向けて駆け出した。


 レイナとルナは、顔を見合わせて、クスクスと笑い、「2人で見守っていこう。」と言いながら、女子寮に向かった。

 嗚呼、自分の表現力というか、文才の無さが………

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