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ドラゴン、猫に会う。

 あんまり閑話っぽくないです。

 エルがレオと言う名前を貰った翌日、カルナが買い物をしながら、1人物思いに耽っていた。


 エル……じゃなくって、レオになったんだ…………


 でも、私の伴侶(予定)って…………


 顔を赤らめて、そんな事を考え、不意に、


 いけない、浮かれるんじゃなくって、エル、じゃなくって、レオよね、5年間もエルって呼んでたから、なかなか癖が抜けないわね。

 レオは、もう文字の読み書きはチャンと出来るし、4測算も基本的な事は覚えたし、次は何を教えこもうかな?


 頭の中で、アレコレ考えた末の結論は、


 そうだ!剣と格闘技かな?私が守ってあげても良いけど、旦那様には守ってもらいたいし~♡

 しかしレオのパラメーター凄かったなぁ!

 レダが言ってた、名前の話し本当だったし、元々、私やレダの加護で、数値は、高かったけど、結構、無茶に思えたレダの思惑通りに育ったってのが、レダのスゴさと、あの子の基本能力の高さなんだろうな!


 そんな事を考えながら、買い物をするカルナの後ろには、4匹の猫が後を付いていってた。



 ◇◆◇◆◇◆


 その頃、王城では、王子のロジェールが5歳になり、今後の為に適性を調べ、王族として学ぶべき事柄の優先順位を決めるべく、鑑定を受けていた。


 その中で、鑑定魔法を使った神官が読み上げた、最後の一文に、その場に居た全ての者が驚きを隠せなかった。


 その一文とは、【聖龍の伴侶(予定)の弟】


 その言葉に、国王は、目眩をおぼえた。

 それもそのはず、国王には、現在5歳の長男を筆頭に3人の子供がいる、2人目は女の子で、3人目は、産まれたばかりの男の子。


 今回、鑑定を受けた長男の兄とは、産まれてすぐに、旅の商隊の夫婦に引き取られた(と国王達は、思っている)双子の片割れである。

 王自身が、胸の痣を見て傷物と捨てた子供が、王国の守り神にも成ろうかとも思われる、聖龍の伴侶に成るかも知れない存在だった。


 王は、自ら進んで大当りの当たりくじを手放した事を悔やんだ、城に残した方が出涸らしだったのだ!と思った瞬間、いかんいかん!と頭を振った、傷物とか、出涸らしとか考えてはいかん!

 そんな事を考えてしまったから、この様な事態になったんだ。

 儂に、双子を等しく思う器量が、あの時なかったばっかりに!

 しかし悔やんでる場合ではない、早急に、もう1人の王子を見つけ出して保護しなければ!

 商隊の夫婦に預けたと言う、助産婦の夫を至急呼び出し、商隊の夫婦を捜し出させる様にと、宰相に命じた。


 しかし助産婦の夫は、横領した莫大な持参金を手にした直後、助産婦とは別れ、行き付けの飲み屋の女と姿をくらまし、その所在は、現在不明であった。



 ◇◆◇◆◇◆



 診療所に戻ったカルナは、付いて来た猫に気が付くと、猫が、ニャアニャアと話しかけて来た。


「ニャア!」(探しましたよ!)


「ニャア!」(クロ達じゃないか!)


「ニャア!ニャア?」(王様!戻って来ないの?)


「ニャアニャア!」(ここで暮らしてる!)


「ニャアニャア!」(王様の傍で暮らしたい!)


「ニャア!」(いいよ!)


「ウニャ?」(本当?)


「ニャア!」(うん!)


「ウニャア。」(ありがとう。)


「ニャアニャアニャア!」

(でも人間に迷惑掛けちゃダメだよ!)


「ニャアニャア!」(分かりました王様!)


 そして、カルナの事を王様と呼ぶ猫4匹を診療所で世話する事になった。



 双子の弟との再会するのかな?

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