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堕天使=悪魔とドラゴン名前の秘密を語る。

 今回は、会話のみで話しが進みます。

 エルを保護してから、丁度1年程経った頃、ドラがレダに素朴な疑問をぶつけていた。


「ねぇレダ、エルは、1歳になったのに、どうして未だにLv0なの?普通の人は、産まれた時にLv1になるんじゃないの?」


「流石フェザードラゴン、よく知っているじゃないか、でも本当は、産まれた時は、Lv0なんだよ。

 これは、天界の者しか知らない事なんだが、エルは、産まれてから、まだ名前を付けて貰った事がないんだ。

 人は、Lv0で産まれて、名前と言う(しゅ)を受けて、その代償としてLv1になるんだよ。」


「知らなかった。

 でも、エルって呼んでるって事は、仮でも呼び名であっても、名前が付いた事に成るんじゃないの?」


「流石フェザードラゴンよく気が付いたな、エルディオスと仮の名前を付けたのは、前にも説明したが私達の家名だ、よって私のフルネームは、レダ・エルディオスであって、この子の個人を特定する名前ではない!」


「こじつけ?」


「そう思っても構わないが、エルディオスってドラのファミリーネームでもあるのだぞ。」


「エッ?」


「この子の持つ称号では、私は、養母でドラは、姉という事になっているからな。」


「それは、良いんだけど、まだエルに名前付けないの?」


「そこが問題なのじゃ!これこそが、名前を付けない理由なのじゃが、人は、Lv1に成った時のパラメーターを基本にLvUPするから、実は、Lv0の時にパラメーターを上げておけば、毎回のLvUPの時のパラメーターの上がり幅が大きくなり、他人のと同じLvであっても、更に上の力を持つ事になるのじゃ!

 ならば、Lv至上主義の、この世の中で、同じLvの中で最強の個体になれると思わないか?

 儂は、この子が、どの様な職に着こうが見守るつもりじゃが、その中で一番になって欲しいのじや。

 仮に転生者であるこの子が勇者となるのであれば、最強の勇者に成って欲しい。

 これは、この子を、可愛い自分の家族と思う儂の我が儘じゃが、この子を拾ってきたお主にも責任の及ぶ事ぞ!

 何せ、お主にとって、加護を与えた義理の弟なのじゃからのぅ!」


「理解した。レダは、この子をどうしたいの?」


「希望は、儂と同じ寿命を過ごして、悠久の時を共に過ごせれば一番じゃが、高望みはせぬ。

 せめて、この子の人生に常に家族として、寄り添い最後の時まで見守り続ける事じゃろうな。」


「レダは、優しいね。」


「幼女のお主に、その台詞は、言われとうないわ!」


「レダ可愛い!」


「見た目もサイズも可愛いお主に言われとうないわ!」


「私も、エルに良い名前をもらって、成長するのだ!」


「おい!少し話し合おうか!」


「ん?」


「儂が付けた名前を、尽く断ったのは、何故じゃ?」


「魂に響かなかったから、普通ドラゴンの名前は、親が付ける。

 しかし、私の様に、生まれた時に親が居なかった場合は、人間が名前を付ける。

 ドラゴンの名前は、親以外では、人間にしか付ける事が出来ない。

 神や、天使が名前をつける事が出来るのは、産まれながらに神気を宿した龍だけ。

 しかし、神気がなくても名前と行動によって後天的に神気を宿す事が出来る。

 だから名前に拘る。

 そして、その名前によって魂が染められる。

 レダがたまに言った羽蜥蜴とは、狂える最初の邪龍の名前。

 その、失礼極まりない名前によって、魂が怒りに染められ、凶暴な邪龍となった。」


「ドラゴンの名前って、それほど大事なものか?」


「凄く大事!魂に響く名前を貰えると、徳の高いドラゴンになれる。

 人は、『名は体を表す』と言うがドラゴンは、『名は心を表す』と言ったところだ。」


「ならば、エルが物心つくまで待つのじゃな。」


「いや、名前は、もう貰っている。

 念話で伝えられた。」


「へ? でも、成長とかしてないよね?

 で、念話って?」


「成長していないのは、まだ言霊になっていないから。

 エルが口にして初めて、私は、名前の恩恵を受ける。

 念話は、私の加護のせいか、半年程前から、近くに居ると、頭の中に声が響く様になり、今では会話も出来るようになった。」


「道理で、最近、エルの食事や、トイレのタイミングがバッチリなわけだ!」


「だからエルは、いつも、機嫌良くニコニコしてるよね(笑)」


「しかし、お主だけ念話ができるのは、何か、狡くないか?」


「なら、レダも、血を飲ませてみたら?何か、加護が付けば念話出来るかも。」


「天使の血にそんな効果が有るなんて聞いた事ないが、物は試し、やってみるか?」


 レダが嫌がるエルに無理矢理血を飲ませてみると、


  聖邪の加護  が増えていた。

 



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