堕天使=悪魔オバサンの認識を変える。
今回、短いです。
レダ達がユ・スに来てから、丁度、3週間が過ぎた。
診療所は、既に開業を始めているのだが、怪我の治療に来た患者は、未だ0である。
ただし、薬の方は、そこそこ売れていたりする、主に、下半身向けの、精力剤と避妊薬ばかりなのだが、ポーションに関しては、近所の大工の奥さんが、旦那の為に購入していったりと、ぼちぼち売れていたのであるが、
精力剤の売れ行きに併せて売れ行きが、上がっていった。
そして、精力剤の売り上げが無駄に好調なのは、この大工の奥さんのお陰でもある。
レダが挨拶回りした時、この奥さんから、身の下相談を受けて、食事に少し混ぜるだけで、旦那の下半身が元気になる食材が有るので、日持ちするようにと、乾燥させて顆粒の調味料ぽくして譲ったところ、口コミで瞬く間に、奥さん連中に広まってしまい、人気商品になってしまった。
そして、旦那が元気に求めて来る様になると、旦那の体力回復にポーション。
それから、まだ子供が欲しくない夫婦もいるわけで、避妊薬の注文も増えてきたのだ。
こうして、噂は、ユ・スの街中の奥さん連中に広がり当初の目的と違う繁盛をして、レダは、真剣に診療所の名前を、赤ひ〇薬局に変更しようかとも考えていた。
しかし1ヶ月近く経営していると、リピーターもちらほら増えてきて、何故かドラとエルが奥さん連中から人気が出て、子供の要らなくなった服や、おやつの差し入れが毎日届く様になったのだが、何故かエルに女の子服を持ってくる。
一応、男の子だと、奥さん連中に教えているのだが、「可愛いから、いいじゃないの♡どうせ赤ちゃんの頃の事なんか覚えてないわよ♡」等々言われ、赤やピンク色のベビー服ばかりが増えていった。
すると、ピンクのベビー服が似合うものだから、初めて来たお客さんは、教えなければ、エルを女の子と勘違いしたまま、ピンクの服をプレゼントしてくれるので、エルのベビー服がピンクだらけになってしまった。
気が付けば、大工の奥さんが、いつの間にか、旦那にテーブルセットを作らせて持ち込み、のんびりお茶していたりする。
そんな感じで、気が付けは、エルディオス診療所は、近所の奥様の憩いの場になっていた。
顔馴染みになった、奥さん達は、店のに来るなりドラにおやつを渡したり、エルの子守りをしてくれたりして、微妙に助かるのだが、気が付けば、いつの間にか、ティーセットまで持ち込まれていた。
既に待合室が喫茶店に様変わりしつつある。
これまで、遠目に人間という生き物の観察を続けてきたレダだったが、こうして、人の生活に密着して、初めて、オバサンと呼ばれる人間の女性の逞しさと、仲良くなった時の厚かましさを目の当たりにして、人間という生き物の認識を改めることが出来た。
全国のオバサンに謝罪します。
悪気は、無いんです。
フィクションなので、怒らないで下さい。




