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宝石勇者の異世界冒険譚〜宝石に導かれし勇者〜♦︎二つの顔を持つ者♣︎  作者: みけ猫 ミイミ
【1章】運命の仲間との出会い

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7》♠︎ 村長の娘を助ける〜山賊のボス〜♠︎

トウマは山賊からマリエスを守ろうとしていた。

 ここは白岩の森。この森の奥では、山賊からマリエスを守るため、トウマが鞘に収まったままの剣をにぎり身構えていた。


(この人がマリエスさんで、こっちに向かってきてるヤツらが山賊。って事は、やっぱ襲われてたみたいだな)


 自分よりも小さなトウマの背中をみながら、マリエスは身体を震わせていた。


 山賊たちは、トウマの目の前で立ち止まり見下ろすと、みくだしあざ笑った。


 そして大柄で顔に傷があるボスらしき男が、笑いながらトウマをけなしはじめた。


「プッ、おいみろよ!このガキ。一丁前に女を守ろうとしてるぜ!」


 ボスらしき男がそう言うと、他の山賊たちはどっとわいた。


 すると、トウマはムッとした表情になり山賊たちを鋭い眼光で睨みつけた。


「オレはガキじゃない!」


 トウマは一瞬キレそうになり、ウッピィがそれに気づき思念をおくった。


 “トウマ。ここは落ちつこう”


 ウッピィにそう言われトウマは気持ちを落ちつかせた。


「てか、いい大人が1人の女性を相手に、大人数で追いかけまわして恥ずかしくないのか!」


「ほう、おもしれぇ。だが、あいにくガキを相手にしてる暇はねぇ。おとなしくその女を渡してもらおうか!」


 ボスらしき男はトウマに詰めよろうとした。だがトウマはすかさず後ろに退いた。


「何の目的でこの人を襲う?」


「そんなの決まってんじゃねぇか。その女は村長の娘で拐えばいい金になる!」


 ボスらしき男は再びトウマに近づきつかもうとする。


 だがトウマがそれを避け、鞘に収まったままの剣を即座に持ち直すと、その剣でボスらしき男の手を払いのけた。


(多分、話し合っても無駄だろうな。そうなると戦わなきゃいけないのかぁ)


 トウマは深呼吸して気持ちを切り替えた後、鞘に収まったままの剣をかまえ直すと、ボスらしき男を待ちかまえた。


 そしてボスらしき男は、トウマを捕らえる事ができずイライラしていた。

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)


『なぁマリエス。花粉症って知ってるか?』…by,トウマ


『花粉症?聞いた事がないですわ。いったいそれは何ですの?』…by,マリエス


『ん〜アレルギーの一種なんだけど。鼻炎やクシャミに目が痒くなったりするんだ』…by,トウマ


『それはツラそうですわね。……そういえば、似たような症状のクシャクシャ症ならありますわ!』…by,マリエス


『クシャクシャ……って、名前を聞いただけで、何か痒くなってきたぁ〜σω`*』…by,トウマ


『あら、それは大変ですわ!早く治療をしませんと』…by,マリエス


『あっ!大丈夫。そう感じただけだから』…by,トウマ


『それならばよいのですが。無理はしないでくださいね!( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎』…by,マリエス


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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