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第十三話 巫女様

シノの姉について歩くユウとマオ

モニターが多く並ぶ部屋を通り過ぎ奥の部屋に入る、そこには大きめの事務机と応接用の机が置かれ

それらに応じた椅子が並ぶ、 奥の事務机の奥に一人の女性が座っていた

「巫女様、二人をお連れしました」

「お久しぶりです巫女様こちらはマオさんです」

「久しぶりユウ君、よろしくねマオちゃん」

「よろしくの巫女様」

「また必要なことが有れば呼ぶから貴女はさがってね」

 とシノの姉に言う巫女様

「では失礼します」

 とシノの姉が退室する

巫女様と呼ばれた女性は初代様や老士様と同年代にも関わらず

化粧などの様子もないのに皺やシミなど一切無い肌は綺麗だった

「二人にわざわざここまで来てもらったのは確認して欲しいことがあったの」

 と巫女様、リモコンを操作すると壁に掛けられたモニターに森の映像が映る

突然光が溢れ大きな金属質の丸いものが現れた

「マル君?」

 未来からの手紙を届けてくれるマル君を数人乗れるくらいに大きくしたものだった

扉が開き中から女性と少女が担架で少女を運び現れた

「あれマオさん?」

「うむ」

 離れたところで担架をおろし少女を地面に寝かせ手に手紙を握らせる

担架をたたみ大きなマル君に乗り込む二人、扉が閉まり再び光だし突然消える

ここまで映して映像が消える

 森の監視カメラで撮影された映像である

「担架で運ばれてるのマオちゃんよね?二人に心当たりありますか?」

 と巫女様の問いにマオは

「多分じゃが未来の儂と娘じゃろうな・・・

未来の儂からと思われる手紙にそう書いてあって、この写真も同封されておった」

 と写真を取り出して見せる

「マオさんの娘? 相手って誰?」

 とユウが慌てて聞く

「さあの~ただマル君とやらはユウ達が造って将来的には人も送れるようになりたいとか

言っておったからユウ達のうちの誰かかもしれんが未来の話など分からんな」

 とマオが答える

「そ・そうだね、未来の話なんて僕達にはまだ分からないよね」

 とユウ

マオが持っていた、未来のマオが赤子を抱く写真をみる巫女様

「あの娘のこの姿をあの人も見たかったでしょうね・・・

ショーダ・・いえ初代様にこの写真を見せた?」

 とマオに聞く巫女様

「いや見せてないが?」

 とマオが答える

「じゃ見せてあげたら喜ぶと思うわ、昔の話も聞けるかもね?」

 と巫女様

「昔の話?」

 とユウが問う

「そうね、私たち3人がこの世界に来る前の話ね」

「魔王の部屋に乗り込んだら魔王もろともこの世界にという話は聞きましたが

それ以前の話ですか?」

「そうよ、この世界に来たばかりの私や老士様が今の地位につけた理由もね

ユウ君も聞いたことないでしょ明日にでも聞いてみれば?」

 と巫女様

「はい」

 と答えるユウ

「ユウ君、話は変わるけど老子様の所でもやってると思うけど此処でも腕試ししてもらうわよ」

「え~やっぱりですか・・・」

「文句言わないの、上の訓練所でやってもらうから二人ともついてきてね」

 という巫女様について行くマオとユウ



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