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化学修士の僕が異世界で錬金術を専攻した結果  作者:


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新たな難題

束の間の休息の後、僕たちはまた任務に戻った。

久々に王に呼び出された僕は、いそいそと王宮に向かった。


「勇者ナギ殿の活躍は目覚ましいものであった。国民を代表して礼を言おう。」

「恐縮でございます。」

「しかし今の兵器は、使用後暫くその土地に入ることができないそうではないか。我々は早く土地を侵略し、軍の拠点としたいのだ。して…更なる兵器の知識を伝授してほしいのだが…」

王は言った。


これ以上の兵器…?

やはり王は魔物たちの優位にたったこのタイミングで、殲滅して土地を奪ってしまいたいのだと思った。


「これ以上の兵器はありません。また、国から危機が去った今、僕の仕事はないはずです。」

「そういうわけにはいかぬ。このまま放っておけば、魔物の反逆者が出るに決まっておる。せっかくここまで来たのだ。魔物を殲滅し、魔物の国を我らの物にしようじゃないか。」


王は続けた。


「それとも、アマルガはもうどうでもよくなったのかね?」


このクズが。こいつはどこまでもクズだ。

僕が逆らえないのを知っていて…。


「はい…お手伝いいたします…。」

「そう言ってくれると思っていた。現在、魔物の国では魔王が不適任なのではないかと暴動が起こっておる。動くなら、魔王が玉座から引きずり降ろされたタイミングだ。あまり時間がないが、出来るな?」

「努力いたします…。」


生物は一気に殲滅させたいが、土地は残るように…

爆弾も、化学物質も土地を潰し、汚染してしまうことになる。


ヘラと話し合いながら、この命令の難しさに絶望した。

そんなこと可能なのだろうか…?



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