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化学修士の僕が異世界で錬金術を専攻した結果  作者:


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勇者の日々

トリニトロトルエン爆弾は量産された。

僕の手によって作り出された兵器が、僕の手の届かないところで何人の魔物を殺そうと僕はなにも感じない。

感じたくない。

無心で爆弾を作る。

僕の役目はそれだけだ。


近頃、ヘラと話す機会も減ってしまった。

ヘラは僕の付き人として主に事務仕事をこなし、顔を合わせるのは2日に1回程度になってしまった。

彼女は相変わらず僕を心配しているようだが、僕はもう自分がわからないのだ。



明くる日新しい命令が下された。

ゴブリンより高度な知能を持つエルフが参戦した影響で、魔王軍が気球を火矢で撃たなくなってしまったのだ。

それどころか、不慮の事故で誤爆や誤墜落を繰り返し危険なため、もっと制御の効く殺戮兵器を。ということだった。


僕はヘラを呼び出した。

故郷という人質をとられている僕たちに、失敗できないというプレッシャーがのし掛かる。

火を使わずとも発動できる、もっと効率良く魔物を殺す方法…



…そうだ、金属ナトリウム…!

アルカリ金属は水と反応して爆発する危険物だ。

塩化ナトリウムのような化合物の状態であれば爆発することはないが、Na単体となると話は別だ。

しかしこれだけでは致命傷を与えるほどの武器にはならないはずだ。


僕はヘラと共に、あちらの世界とこちらの世界の戦争史について語り合い、新たな殺戮兵器を一晩中思案した。


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