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■その他
彼らが現れるまで、ヒーローなんて夢物語だと思っていた。そう、現れるまでは。今日もテレビの向こうでヒーローが華麗に戦っている。
テレビの向こう? いやいや、このご時世テレビでしかヒーローを見ないなんてなんたる幸運! 出くわしたが最後、戦闘に巻き込まれるのはおきまりの結末。どうか何も壊さないように、と必死に祈るばかりである。
あの頃はよかったね、と彼は言った。あの頃なんて退屈だった、と彼女は言った。もしくは「あの頃に戻ればいいでしょ」と子供が笑った。過去とは過ぎ去ったもの、もう戻れないもの。
それでも、誰かの記憶の中に刻み込まれてる者。それが記憶であり、彼らである。




