エピローグ 魔剣製作者オル・ファーフ
十三本の剣を作ったとされる魔剣製作者オル・ファーフ
彼はその剣を数多いる子孫にばらまいたという。
その魔剣は非常に強力で……街一つが軽く消し飛ぶほど恐ろしいほど強力で、力が自重できないもので皆が
「使い道が無いだろう」
と、途方に暮れたという。かといって強大な力を持つそれを悪しき心を持つ者に渡す訳にもいかず、彼らを中心に襲い掛かる国、組織、人との戦いの日々が繰り広げられている。
彼らは世界有数の力を持つ今日魔剣保持者と言われ、代々悪しき者と戦いを繰り広げているという。
現在に至るまで魔剣がその真の力を発揮したという事実は最初の試験使用と親子間の継承時における県の恐ろしさを知らせるための使用以外に無い。過ぎたる力はあまりの威力故に使用機会が少なかった。それだけだ。
「出来た! 十三本目の隠された最強の剣! 13時の愚神礼賛が!」
頭を抱えた妻の姿が見えた。ああ、また出来てしまったの、というため息とともに言われるそれを確かもう以前に12回聞いている。力が他のに比べて弱いと思って作り直した1時と2時の魔剣。
皆が自信作だ。作る度に妻二人に殴られた。だが、最強の剣を作るというのは冒険者を半引退した時からの夢だった。今ようやくその最後の剣が、13年かけて一本ずつ無い頭を振り絞って作り上げた剣がようやく終わりを迎えたのだ。
で、今度はどんなものを? と半眼で拳を握って赤髪の妻が聞いてきた。金髪の妻がどうせろくでもないものだよ、と溜息をついて口に手を当てながら答えた。大声につられたのか3歳の息子と5歳の娘がやってきて剣を見つめていた。
危ないから向こうに行きなさい。と宥めて向こうに送り返した後、それでどんなのを作ったの? と赤髪の妻が言った。
「神の防御だろうが何だろうがどんな防御障壁だろうが消し飛ばす最強の防御破壊の剣さ!」
ただし防御ごと相手と余波で周りも一緒に消し飛ばしてしまうんだけどな! と言ったら両方ともに殴られた。
この小説を書いている途中からポイントの増減で心が折れないようにとポイントお気に入りの部分を手で隠してみないようにしながら次の話を投稿していました。
気分転換に日刊見るかと見たらこの作品があった。
心臓が止まるかと思いました。
これほどまでの方に読んで頂き感謝の気持ちで心臓はいっぱいです。
未完結だけはしないようにするのが当面の目標にして頑張りたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。