二話(修正)
あれから、一年が経ち俺は一歳三ヶ月となった。
赤ちゃんの成長は早いと言うが、俺は早熟すぎるような気がするのだ、何故なら話す言葉を理解できて拙いが喋ることと歩くことができるからだ。
まあ、赤ちゃんの頃から自意識がしっかりとしていたと言うのもあるのだが。
さて、この一年で色々な事が分かった。
この世界の言葉と文字が、転生前の世界の日本と違っていて、聞いた事も見たこともない様な物で最初は全く理解できなかったが今では、ある程度は拙いが話せる。
文字はいまいちだが、理解するために絵本を母に読んでもらったことがあったが、
「そうして、来訪者たるその者はかの魔王を倒したのでした」
「ありゅがとうおかあしゃま」
「ふふ、構わないわルカ、
他に何か読んで欲しい絵本はあるかしら?」
「はい、ちゅぎはきょのえひょんをおにぇがいしましゅ」
「ふふふ、分かったわこれね」
この様な会話をしていたのだが、この時の俺の顔はかなり真っ赤になっていたのは内緒だ。
他にも母とシリアの目を盗み屋敷中を拙い歩きで探検し内部構成がかなり理解できたが、やはり四人しか居ないのに広すぎる結論に至った。
なのに、屋敷は埃一つ無い完璧といえる美しいさだ。
まさかこれをシリア一人で掃除しているなら、信じられないことである。
次に家族のことだが、父はあまり帰ってこないし帰って来たら暑苦しい程に構ってくれるがいつも一方的なもので会話が成り立たず。
メイドのシエラは逆に屋敷に常にいるのだが、いつの間にか近く居たり消えたりで神出鬼没だ、それに無表情のままこちらを見ているだけなので正直怖くあまり声を掛けられない。
そのため、母としか会話できず家族の情報はまだあまり無く、俺の知らない事はかなりある。
そろそろ眠くなり始めたので状況整理はこれぐらいにして寝るとしますか。
ああ、ちなみに俺の名前はオルセス=ルカ
母の名前はオルセス=エミリー
父の名前はオルセス=オルガ
メイドのシリア
この世界で手に入れることができた俺の家族である。