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八話(修正)

 主従契約とはその名が示す道理のもので契約を行った二人の内の一人が主人となりもう一人が従者となるものらしく。

 この主従契約には枷が従者に課せられるが主には何も無いらしい。

 枷の内容は以下の二つだ。


 一、主人に危害を加える事はできない

 二、主人の命令はできるだけ遂行する


 しかし、この契約には契約書というものにお互いの同意がなければできないのである。


「でも、僕は同意していません。

 それに契約書も見たことさえ無いですよ」

 俺が二人にそう言うと。


「そうよね」

 母は同意する様に返事をする。


「しかし、そうなるとおかしいです。

 二人の間には契約の糸が繋がっていますよ」

 シリアがそんな事を言ってきた。


「契約の糸?」

「はい、私達も同じなので」

「私達?」

 今の言い方だと。


「もしかして、母さんとシリアは」

「ええ、私とシリアは主従契約をしてるのよ」

 俺の疑問に母が答える。


「そうなんですか」

 俺は新たな事実に少し驚いたがそれもそうかと考え直す暇もなく。


「ルカ様には私達の糸が見えないのですか?」

「えっ!!」

 シリアの唐突な質問に再び驚かされてしまい変な声を上げてしまった俺であった。









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